先日アメリカ・ラスベガスで行われた緊急記者会見にて、人気格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」が正式に発表したボクシング元世界5階級制覇王者 Floyd Mayweather(フロイド・メイウェザー)と格闘家で人気YouTuber 朝倉未来のエキシビションマッチ。今年9月に日本での開催がアナウンスされたこの注目の1戦は、地上波で放送されない可能性が高いとの噂が浮上した。 2018年12月に日本で開催されたMayweather対那須川天心の一戦は「フジテレビ」が独占でオンエアを敢行し、視聴率 12.2%と同時間帯で民放トップを記録している。この結果から分かるように未だにテレビの影響力は大きいため、全格闘技ファンが注目する今回のエキシビジョンマッチを放送しない手はない。しかし、今年5月にとある週刊誌によって「RIZIN」関係者と暴力団が交友関係にあると報じられたことをきっかけに、「フジテレビ」は同大会関連の放送から手を引く意向を固めたという。「RIZIN」CEOの榊原信行は暴力団との関係を否定しているものの、彼が実行委員を務めた格闘技イベント「THE MATCH 2022」も地上波での放送はなかった。「フジテレビ」は9月のエキシビジョンマッチも、現時点では「放送の予定はございません」と発表している。 榊原氏は、先述の会見で「今後の格闘技はネット配信の中でのビジネスモデルにするしかない。お金が、地上波の放映権がついてこられないので。この試合もPPV(料金を支払って視聴するシステム)で見てもらうイベントにしたい」と語った。