……右側の人たちと左側の人たちが、その時その時で、代る代る私をあざ笑ったり、おだてたりするだろう。そしてどちらからもホントの味方だと思われることは絶えて無いだろう。嘲笑されない時には利用されるだろう。利用されない時には嘲笑されるだろう。それ以外には全く扱われないだろう。そして、しまいには捨てられるだろう。捨てられて腐ってしまった時分に、どこからか「人間」が近づいて来てくれるかもしれない。来てくれないかも知れない。ハハ! ハハ! ……ハハハ! だって、こっけいじゃないか! 原子爆弾で人間はみんな殺され、死んでしまうかもわからないのだよ。それを、ほかならぬ人間自身が作り出して、使った! ハッハ! 神だけがする資格のある事を、人間が冒したんだよ! 冒した! もう取り返しはつかない。それを使う事を決定し、ボタンを押した人の手は、その人たちの手は、まだ腐らないで腕についているのだろうか?
三好十郎「冒した者」より
不自由すぎ、不器用すぎな自分がなんかもう可笑しい。
私とあなたとの間に線を引くことは可能か、なんてことで混乱してしまうほどに曖昧な自分というものの輪郭。
手触り、そして温度を探しているのだ。それだけは確実。
写真は森祐介さん(手前)。初めてご一緒します。
はじめましてからそんなに時間経ってないのに私のよくわからない訴えを感覚で捉えてくれるありがたい人です。
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