わたしが知っていた
(もしも本当に知っていたとして)
男たち、女たち
(もしも男女に分けることがいまだに有効だとして)
そのうちの何人があの敷居をまたぎ
(あれが敷居だとして)
あの橋を駆け抜けていったのか
(あれを橋と呼ぶとして)――人生には長いものも短いものもあり
(生きた当人にとってやはりその違いに意味があるとして)
始まったからには良いものだし
終わってしまった以上は悪いもの
(人が逆のことを言いたいのではないとして)
その人生を終えて何人が向こう岸に辿りついたのか
(もしも辿りついたとして
そして向こう岸が存在するとして)――あの人たちのその先の運命について
わたしは確信が持てない
(たとえそれが一つの共通の運命だとして
そもそもまだ運命があるとして)――ヴィスワヴァ・シンボルスカ 「決算のエレジー」(沼野光義訳)より
夏みたいだな良いお天気だなと思っていたらふいに雹が降ってくる、なんていうGWも終わり。
自分を掘り返し掘り進む。すべては、――と仮定して、という可能性だったもののひとつに過ぎない。
写真は今回のチラシたち。
shelf13 [edit]↓
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