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静かさが聞こえる。

C.T.T.のための作品作り、4日目くらい。でも初日は明々後日ってどういうことですか。

「静かさは確かに聞こえるものだ。」というセリフについて、真夜中って静かだよねという話をしたら、家人に「それは雪国育ちだからじゃないか。」と言われました(私は富山県出身です)。家人(名古屋市出身)にとっては、真夜中も何かしらがうごめいていて、静かというイメージはないとのこと。

考えてみたら、でも、それは雪のせいではなく、きっとすごく田舎だったからと思う。

「-それで国境にさしかかっているんだとわかった。いよいよ故郷だ。小さな駅のたびごとに停車する- 乗り降りする客は一人もいないのに。」

「どうして停まるの。何もないのに?」

「さあね。降りる人もいなければ乗る人もいない。だのに汽車はやっぱりいつまでもいつまでも停車している。どの駅でも駅員が二人プラットホームを行くのが聞こえた--一人は手に龕燈をもって--ぼそぼそ低い響きのない声で、夜のしじまを破る。」

そういえば、昨年の3月末に従妹の結婚式のために帰った富山から名古屋に行ったときに(夜遅くだったので普通電車の旅でした)、似たような経験をしていたのでした。

真夜中は本当に静かで、闇が深くて、昔から大好きだったのだなあ。

その静けさは、けれど耳で聞くのではなく、全身で聞くのだと思うよ。