記事一覧

肉声がきこえる。

わう、わう。

おひさしぶりの稽古場日誌でつ。
shelfでは、来月にある名古屋の七ツ寺共同スタジオでの公演へ向けて、作品づくりに入っております。


3月9.10.11日が本番です。
今回は名古屋から2人の女優さんにも出演して頂きます。今は東京で、矢野さんと、4人のメンバーで連日稽古です。


本日のshelf♪ -edit-


◎各自アップ
身体を起こしていきまふ。
起こす、というと目覚めさせたり、何かをしなきゃってイメージになるかもだけど、ふと気づいたのは、起こすって、身体をゆるめることかも。私の場合は。身体に空間をつくるというか。


日常、普段がかなり緊張して身体がこわばってる状態で、きゅーって筋肉がかたくなって、詰まって、滞ってる。それを呼吸を通して筋肉に酸素を送るというか。広げてあげて隙間をつくる感じ。呼吸して息を通して。コリは筋肉が酸欠になっているんだ。はっ!


酸素が身体全体をめぐって、一番中心の芯、軸で立つ。そういう身体の状態に持っていくために、空気、酸素を送るのだ。
身体本来の働きを呼び起こす。
シンプルであればあるほど、その本質がみえる。
何を持って板に立つのか。
それは誰も教えてはくれなくて。
自分で探して持ち込むしかない。
一筋縄ではいかない。

亀仙人。

そういう場所、そこに自分は向かおうとしているんだってことを、改めて感じる。ヒリヒリ。少しでもそこから目をそらすとあっという間に転落していく。そういう危険な場所。今、私の周りにはエベレストやモンブランや一級の山々がそびえたっていて。頂は遠い。でも、そびえたっていてくれるから、登っていける。なにくそ。くそくそ。このやろうって思ってます。登ってみせようホトトギス。したたたたたたかさ。


◎ラジオ体操
今アップにラジオ体操を取り入れておりまふ。ちょっと本気でやるとすごいのラジオ体操。身体をねじる動きは内臓に良いらしい。。どうせやるなら極める。


◎10カウント×2セット
毎度やっております。身体がぽっかぽかに熱くなる。
芯から声が出るように。深い呼吸で。

◎『edit』テキスト
私が初めてshelfを観たときに、shelfから肉声が聴こえてきた。
シンプルに、こちらに向かって立って、しゃべる。
そこからものすごいエネルギー量と吸引力と時間の残酷さを感じた。
すごい勢いでこぼれ落ち過ぎていく時間がみえた。


矢野さんが稽古で言っていたこと。
いつも言っていること。
優子さんが話してくれること。
言葉にした瞬間、口に出すことによって得るものと失うものがある。喪う。
こぼれ落ちてしまうものをまたすくい上げて言葉にするのだけれでも、そこからもまたこぼれ落ちていくものがあって。
それがみえるのに、何も出来ないというか。
「人間の思いも及ばぬ力」アンティゴネの台詞にある言葉なのですが、shelfをみたときに、ああ、これがそうなのかもしれないって思うっていうか。


そういうのがみえるんです、shelfの芝居では。
人間以外の力を感じるというか。
それを観に来てくれたお客さんに感じてもらえたら、すごくびっくり体験になるんじゃないかなって思うのです。
つまりは、本質に迫らないとみえないもので、まだある稽古で斬り込んで行けって、書きながら自分に言ってまし。

無残。

肉声。

静か。

スタティック。静か。燃える青い火。

そんなshelfの板に立つのは、しんどいのです。でも楽して立って、お客さんが楽しいかと言うとそうじゃないから。とことんとん、行く。行く。

どこに行きつくのか、どんな風景がみえるのか。お客さんと一緒に本番で行く。何がみえるだろう。どこに行くのだろう。気になったら、ぜひ足を運んで来てください。足を運んで来ないと、それは見えない景色です。
一緒に行きましょう。


明日はオフで、また明後日が稽古です。
よろしくお願いします。

春日茉衣

脱ぐんじゃないの、潜ると、ぬげていくの。

あけまして、おめでとうございます。


2013年、初、本日のshelf♪


新年早々、熱出して風邪引いたおかげで、何もしない、っていうかできなくてただ安静にしているしかない時間がひたすらあって。


その時間が、ぽかんとしずかで、ゆっくりとぼんやりと、でもシンプルに考えることができまして。


良い時間となりました。

おかげさまで体調もだいぶ回復してきて、なんとか明日の基礎稽古には間に合いそうでほっと一息。


今は素敵な言葉を集めてまふ。
ほくほくでやんす。
しびれますね。

そしてやっぱり、言の葉と言うくらいだから声に出して音にしてみてきらきらと光り出すのですね。


記録としての書き物ってある。だけどやっぱり声に出すものなのだなと。はじめてそこで、ことばが生き始める気がする。呼吸しはじめる。
集めた素敵な言葉を声に出すのは、いつもどきどき。

ちいさなヒカリの粒だから。
つぶさないで、にがさないで、輪郭はくっきり、ぼやぼやじゃなくてくっきり、濃い陰。

それともう一つ今私がやっているのが、深く潜る練習。

これは個人的にやっているのだけど、shelfの芝居には必要な作業なのではないかなって思うのです。shelfは、矢野さんは、本質をえぐり出すから。その黒が混じった赤だったり、濃くて水分があるのにねっとりしていたり、分離して浮いてきた水はすごく透きとおっていたり、底がみえない色だったり、手をのばしたくなる感じ。


人が、手をのばしたくなる感じ。
そう、このことば私の感覚にすごくぴったりきた。


着飾るの対極を魅せたい、って言ったらわかりやすいかな。
触れたくなる肌は、素肌。そんな感じ。

その方法のひとつが、ふかくもぐることだと思うのです。
たくさん服を着ていたら、水分を含んで重くてカラダにへばりついてきて、自由には泳げない、潜れなくて。


浮力がありすぎると、これまた潜れなくて。

潜っていくと、どんどんぬげていくのです。置いていけるのです。いらないカラダにへばりついたものは、ぷかぷか水面に浮かべておけばいいのです。こんなに身にまとっていたんだって、浮かんだ影にびっくりするかもしれない。その分、カラダは軽いはず、さらに深くまで行けるよ。どこまででも、行けるよ。

あとはどこまで息がつづくか。
私はもっと深く潜りたい。
呼吸を深める。
潜ると太陽からは遠ざかるから、どんどん光がなくなっていきます。光はあるのに、届かない世界になる。そんな世界でもたよりになるものを、光のある世界でも信じたい。


私の凄いなって思ってやまない人たちは、みんなものすごくしずかなのです。凪、以上。静かの最大級は何て言うのだろう。
目指すは、そこ。


深いところは、とてつもなく、静か。


大きく、よりも深く。


今年もどうぞよろしくお願いします。


春日茉衣

周りをみるチカラ、感じるチカラ。

かなり日にちが空いてしまいました。
今日で2012年が終わって、明日から2013年になりまつね。
振りかえりまふ!

まずは『三島ル』。
二劇団、二本立て。
愛知と三重の素晴らしい劇場でやらせてもらって。
劇場の方々がとても気持ちよく、オープンに迎えてくださって、それがすごくうれしくて、素敵だなって何度も思う場面がたくさんあった。
場所は、人がつくるものなんだって肌で感じて。
すごく呼吸している場所だった。場所が生きてた。
またお会いできるように、一緒にものをつくれるように、私は今私がいる東京でがんばろう。

色々な場所に行くと空気も違うし、住んでいる人も違うし、価値観もちがったりして、それを感じてまた自分がいる世界をみると、いつもいる世界がちがってみえて、こういうのを新鮮って呼ぶのかな。

1番ちいさな世界に化学反応が起きてふつふつしているのが私は今年1番うれしいことかもしれない。

2012年の毎日。
私はたくさん許してもらって、甘えさせてもらった。
甘えさせてくれる場所があるって、すごいコトだから大事にしたい。
甘えられない場所もあって、そういう場所も大事にしたい。


来年も、どうぞよろしくお願いします。

春日茉衣

中心を、つかめ。自分の中心に、たて。

こんにちは。
11/26の稽古場日誌いきます。
つれづれに感じたことを書き連ねまふ。

本日のshelf♪ 〜三島ル〜


今日は竹内陽子さんが創ってくださった衣装合わせをしまして、衣装を着ての通し稽古をやりました。


音響も入れて頂き、当日お世話になるスタッフさん、見学の方もいらっしゃり緊張感がありますた。

私は主に前半を担っています…!
役割はエンジンをふかす、お客さんをあっためる、後半につなげるための弱法師っていうジェットコースターにお客さんを乗せる、引き込む、山の入り口まで運ぶというか、興味を引き続けるというか。


もちろんそれだけじゃないのだけど、まずパスを回してボールを運ぶってことがすっごく重要で。

スポーツで言うとパスを回して、リレーだったらバトンをつないで、駅伝ならたすきを渡して、バレーボールだったらボールを落とさずに…いろいろなものに例えられますが、やっぱりひとつの作品をメンバー、スタッフさん、出演者の全員でみんなで創っているわけで。

通しを終えて感じたコト。今は、パス回しが遅くて、もし相手がいたらボールを取られてしまう状態だなって思ったのでつ。


ボールを取られずに前線まで運ばなきゃだから、もっと回していくとおもしろくなってくる。精度を上げて、クリアに、鮮やかなパスさばき、パス回しを。

私を含む三人で回していく部分が前半にありまして。そこの大きなポイントを昨日の私は忘れてたというか、目先のことに気を取られていて、とにかく合わせようみたいなそっちが優先されていて、芝居になってなかった部分があって、やっててそういう箇所が個人的にぽこぽこ穴が空いたみたいにあって。

それがそうなのか…!って判明したのでつ。

ひとりひとりは独立していて、しっかと立っていて、そんなひとりが三つある。そのひとりが三つあるのが、ぴったりと揃う瞬間があって、それは合わせようとして、合わせて揃うのとは中身が違っていて、パワーは倍増してうねる大きなエネルギーになる。

声が揃うという外側のものは同じでも中身がちがう。


最近、稽古で矢野さんによく言われるのが、要をつかまえて。外側じゃない、形じゃない、と。


形だけマネして同じでも、中身がスカスカじゃ意味がなくて。


枝葉のことはわかりやすいから、やっぱり表面に現れていて、外から見えるものへ、そちらに気がいってしまいがちになるけど、つかまえたい、捉えたい、つかみたいのは外側からは見えないエネルギーの塊だったり、源となる部分、中心というか。そういうもので。

それをがっつりつかみたい。
そしたらめちゃめちゃ楽しいと思うのです。自由になれる。それが、がっつりあれば。

shelfでは、着飾って、化粧して、盛って、いかにその人を綺麗に素敵に良く魅せるか、じゃなくて、

いかにその人が持っている本質的な部分を魅せるか、見えない中心。


矢野さんはそういうものをみたいんじゃないかなって。お客さんにみてもらいたいんじゃないかな。

だから、矢野さんは人間がすきなんだなと思う。

観てくれた人があたらしい自分に出会ったような、そんな体験をしてもらえたら、と思っていて。shelfの演劇はそういう体験ができると思うから。

このshelfの弱法師から、表面に見えているもの、現れているものとはちがうものが見えたらいい。見えたらいい。


まだ残された時間があるから、それを最大限つかってまだまだ行けるところまで、行きつくところまで行く。あうー。

今日は愛知へ出発前、最後の稽古です。繊細に大胆に。

本日もよろしくお願いします!

春日茉衣

擬音で表すと…

こんにちは!
ご無沙汰しておりました。
いよいよ本番が近づいて参りました…!!滞っていた稽古場日誌を一言でも書こうと思います。今の稽古場を私の思う擬音で表すとこんな感じ。

ぬーーーん。(空気がぬーん)

ちりちりちりちりちりちりちり。(火花がチリチリ燃える感じ)

ぬーーん。(空気がぬーん)

ふあっ(靄が晴れていく感じの音)


ふぃーーーん(視界が広がると思いきやまた靄がかかってきて閉じる)


うぬぬぬぬ(この先の絶景が見たい、三島由紀夫が用意した絶景を、お客さんに魅せたい、私たちもみたい)


ぬおーーーん!!!(ボタンを掛け違えているようなもどかしさ。これがはまれば歯車は動き出す。足りてない私も歯車に乗るために、歯車のひとつになるためにまわる)


ぐぬ、ぐぬぬ(今日の稽古への期待と野望)

また今日もよろしくお願いします!


春日茉衣

具現化するのは私たち。

こんばんは!
10月16日(火)の稽古場日誌です。


本日のshelf♪ vol.3


◎各自ストレッチ
ここにストレッチだけじゃなくて、筋トレもいれて行こうと思います…!
ミウラさんに教えてもらった、内転筋を鍛えるやつがカナリ効きます。今日晋さんがやっていました。毎稽古やってたら、筋力つきますね!


◎2人組でマッサージ
高安夫妻、川島夫妻でお互いマッサージ。いつの間にか20分、30分くらい時間がたっていて、たっぷりでした。
人の身体に触るっておもしろい。マッサージされる方も、身体を預けるというか、委ねるっていうか、信頼感がないと成り立たないよなあと思う。何気ないコトだけど、こうやってマッサージし合ったり、稽古場で同じ時間を共有していることが大事なのかなあってふと思いました。


◎『弱法師』
優子さんの「台詞覚えた?」からはじまり、弱法師の話がぽつんぽつんと始まりました。疑問とか、上手く言ってない、ココ難しいなっていう所だったり、を話しまして。


それぞれの役のコトだったり、この場面はこうだよね、だったり、この人むずかしいねだったり、そんなアレこれを話しました。


私は、自分の疑問点やひっかかる点を話せて、そしてそれぞれマチコさん、ススムさん、ミウラさん、ユウコさんの話が聴けて、頭がクリアになったというかつかむ足掛かりみたいなのを確認出来たっていうか。


最終的にラストの俊徳くんのアソコまで持っていくために、じゃあどれだけ夫婦たちがそうなればいいかってコトとか。

以前ある人に台本はラストから逆算して読んでいけって言われたコトを思い出しました。あのラストに行くためには、って考えていくとじゃあ冒頭でこうなってないと厳しいな、とか。決まってきたりするから。

そして優子さんが今回のセットについての話もしてくださり、紙にこんな感じって絵を書いてくれて。私はかなりイメージが深まりました。

終わりにマチコさんが、今回は『untitled』や『edit』とちがって、台本があるからそれはすごく心強いっていう感じの話をしていて。

たしかに…!
あのときはつかもうにも、ほとんど何もない所からのスタートだったけど、、矢野さんが提示してくれたコトを頼りに探る感じだった。

今は一本の『弱法師』って台本があって、流れもわかっていて、台詞も決まってて、なんて有難いんだ、掴めるものや素材やことば、関係性だったりが台本にたくさんたくさん眠っている。ってことに気づいたの!

もちろん稽古場で生まれる瞬間やつかむものもある。だけど、まずは台本にもっともっと向き合って、自分を掘ってさがして色々やってみよう。それをやり尽くしてから、稽古場でやってみる。

また明日も稽古です…!

よろしくお願いします!


春日茉衣

頭は冷めた感じで、足の裏は地面を押してる。

本日のshelf♪ vol.2

◎各自ストレッチ
呼吸とともに、カラダを動かすのだ。
いつもの30倍、思い切り吐き切って、思う存分空気吸って、カラダの余分な力みを抜いてあげるのだ。

◎2人組でマッサージ、体ほぐし
極楽の時間。
だけど、最近、ちゃんと勉強してないのに人のカラダにさわるっていうのは、とても危険なコトだなと感じています。危うい。私がやるときね!


きちんとその人のカラダをみて、強引なものではなくて、カラダに寄り添ったものというか、揉み返しとか、後日痛い位にはならないやり方でやりたいでつ。ちゃんとカラダの勉強したい。。


◎『弱法師』
冒頭から俊徳の登場までを、三回読みました。ページで言うと約4ページ分。みずゑさんが、川島の代役をやってくださいました!

とにかく周りの声や音など、よく聴く。自分の声もよく聴く。

shelfでは、とにかく読みをやります。
読みに当てている時間は、他の団体に比べて、かなりの割合で多いと思われまつ。


『edit』は創りながらだったけど、戯曲がしっかりとあるものについては、はっ!!そうだとことん読むのだった!!と、去年の『幽霊』を思い出しますた。


ちなみに私にとってこの読みは、非常にくるしい時間でつ。今まで何度苦しまされてきたことか。またそのときがやってきますた。


うぇるかむ!


読みは、あまりに自分が下手なのが丸わかるし、なにより本の持っているパワーやエネルギー、言葉に、圧倒されまつ。すごさをひしひしと痛いくらい感じるのでつ。これを具現化するのか、と恐ろしくなりまつ。でもやります。


稽古後に近くの居酒屋へ。
そこで、今回のコンセプトというか、矢野さんが今考えていることだったり、こういう作品にしたいっていうコトだったりを話をしてくださり。


それについて、みんながそれぞれ思うことだったり、考えたこと、考えていることなどを、たくさん話をしました。


言葉にして、誰かに伝える、話すってとても大事な作業だなっていうことを6月の公演『edit』のときから強く感じています。


こんなにも…!!
っていう発見や驚きがありんす。
それは稽古場で得るものとはまた違う種類のもので、でもとても実になる手がかりになるコトがプールの宝さがしみたいにたくさんあって。


これから一緒に作品を創っていく人たちが、こういうことを考えているんだ、こんな風に感じているんだ、こんな発想が生まれるなんて自分にはないからすごく新鮮、こんな視点でみているんだなって、話してくれるのを聞いて、知れるのがすごくすごくたのしいし、知れるのが嬉しいでつ!


稽古場と、こうやって話したりする場、両方大事にしながら創って行きたいなと思いますた。


次回は弱法師の出演者が全員そろいます!

どうぞよろしくお願いします。


春日茉衣


今日の私のメモ。


忘却、観念、欠けているもの、唯一神、陶酔、気持ち良い、恐ろしい、怖い、正当化、他人に全ての判断を委ねる快楽、血、それが必要となる砂漠的な状況、

みどりのマキバオー
血を飲んだエルサレム
15年の時を共有してきたというある種絶対的な強さ


このものすごいエネルギーはどこから来るのか。

空間。

10月!
いよいよ『三島ル』参加作品の稽古へと入って参ります。
現在、本番を控えている出演者の方もいるためまだ全員は揃っていないのですが、はじまりました!


ひさしぶりに書く日誌なので、長くなってしまいますた。
お時間ある際に、読んでもらえましたら幸いです。

本日のshelf♪ vol.1

出演者が全員揃うまでは、基礎稽古に引き続き、丁寧に体のことをやっています。お互いに見合って。最近は動画も使いながら、自分で自分を客観的にみて認識して、また調整してとそんな稽古をしています。


◎各自ストレッチ
それぞれが知っている、また、新しく仕入れたストレッチ方法だったりをみんなで共有してやってみたりしてます。もともと体が柔らかい人もいるけれど、そんな人はさらにやわらかく、そうじゃない私は毎日やることによって少しでも可動域を広げていくしかないことを切に感じる日々。
これは本当にとにかく個人で出来る作業だなと改めて認識。ひたすらひとりで出来るので、自分の体と向き合ってやっていくしかないのだと、言い聞かせる。積み重ねでつ。


◎まっすぐ立つ
shelfのワークショップの時によく登場するこのまっすぐ立つ。ニュートラルな身体で立つ。とも言えるかと思いまつ。言葉のとおり、そのまんまの意味なのですが、これが案外できていなかったりするのです。。うぅ。
日々の生活でのクセやゆがみから、首が前に出ていたり、左右のどちらかに傾いていたり、重心が後ろすぎたり、お腹が抜けてたりなどなど。


2人組でペアになってやります。
まずふつうに立ってもらい、もう一人は前から、後ろから、横から、身体をみながらチェックします。

ココが変だわ!まっすぐじゃないわ!
ってところは、直してあげてその人のまっすぐな状態をつくります。
立ってチェックしてもらっている方は、ペアの人にまっすぐに直してもらうと、普段の自分の立ち方と違和感があったりします。マレに痛かったり、なんだか窮屈だなあって感じたり。でも、コレが本来のニュートラルな体の姿だったりするのです。

ニュートラル=体に余計な力、力みがない状態で、軸、芯でしっかり立っていることだと私は理解していまつ。これ実は体に負担のない、とっても楽な立ち方なのです。舞台上では、このニュートラルな立ってからすべてがはじまるのではないかと考えています。


何の作品をやるとか関係なく、まず自分の体で立つ。まっすぐ立っている体と、そうじゃない体と、見ると一目瞭然なのでつ。惹きつける人になるための第一歩。ひたすらに地味な作業なのですが、時間があるときにはこのまっすぐ立つをやって、チェックしています。


◎歩く
一定の速度で、歩きます。
力が一定方向にひたすら進んでいく。
ことばで表現するのがむずかしいのですが、身体の軸を使って、中の筋肉で支えて歩きます。全ての動きは軸からはじまる。木の幹からはじまる。


花が咲くのは枝先で、幹や根っこからは一番遠いところなんだけど、養分を吸い取ったり、花を咲かせるために一番はじめにうごいて、活動しているのは中心の根っこや幹なのです。これは外からは見えないから、むずかしいのだけど。表面に現れてくるまでに、動いている部分が確実にあるのです。

もちろんみえているところに目がいくのは当たり前だと思うのです。だけど、外に現れるまでの部分をしっかりと自分でつかまえて、はしょらずに、しっかりたどって、根っこや幹から来たものを、最後枝先の花にして届けたい。
背骨の下から上に一本の意識の線。そして腰。

うごきのはじまりを軸から、根元、根本からのものに。
ついつい、指先や腕など先の動かしやすい部分から動かすクセがついていると、根元は全くうごいていないままのことが多いのです。


そうすると、うごきが身体全体とつながっていないというか、胴体と切り離されて動いているようにみえたりしてしまうのです。
私も背中、肩甲骨まわりがかたくて動きずらくなっているので、なるべくなるべく肩甲骨から動かしていけるようにしています。

ああ、不器用すぎる体を実感するけど動かしていくしかないのよね。
本来、子どものときにはそういう風に動いていたのがかたまっちゃってるから、それをほぐして取り戻すのだ。自転車に乗れたように、つかんで根元から動くのが自然、当たり前になったらまた変わるのだ。


◎空間
人との関係はもちろん、shelfは空間との関係をすごく大事にしてつくっていると思っていまつ。空間に存在したときに、体があるときに、その輪郭がくっきりしている、ぼやけている、などと矢野さんからもたびたび言われます。


舞台は増幅させるものだから、より増幅させる体でいたいのです。クリアなくっきりとした、くっきりとした体。
劇場、稽古場、野外劇場、テントなど、様々な空間にどのように立つ、存在するのかという。おおさげにきこえるかもしれないのですが、そうなのです。

そんな様々な空間にくっきり、まっすぐ、しっかり地面を踏みしめ、立っている。立つための身体づくりを公演のない基礎稽古の期間にやっています。
これまた地味なの!でも、真剣です。なんてったって、舞台上では自分の体がお客さんにあらわになるから。
くっきりとした人は、観る人を惹きつける力があります。そんな惹きつける人たちが、舞台上にたくさんいたら…なんて魅力にあふれるのだろう。同じ文脈を共有している体が、物理的にたくさんいたら、もうとにかくパワーがちがいます。かけ算で、増幅していく。ぜひお客さんに体感してもらいたいです。そのための体になります…!

この稽古場日誌を読みながら、shelfに、shelfがやろうと、実現しようとしていることに興味をもってもらえたらうれしいです。
明日も稽古です。

よろしくお願いします!


春日茉衣

息をはくの、

こんにちは。

ご無沙汰しておりまふ。
長らく休業しておりました。

旅行に出かけたり、働いたり、遊んだり、していますた。。
また次の公演に向け、shelfは動き出しておりまふ。

今は基礎稽古の真っ最中でございます。
次回作品は、三島由紀夫でございます。

shelfとしては、6月の『edit』以来の作品となるので、準備というか、創作へ向けてのアップというか、芝居をつくれるからだにしていく時間だなと、私は感じておりまふ。10月に入るとがっつり創る作業になるから、できる限りからだはあげておきたいという欲。ウィンタースポーツとかは、オフシーズンがあったりするから、shelf的にはオフシーズン明けって雰囲気かしらかしら。矢野さんもノルウェーから無事に帰ってきましたし・・・!!


9月15日の稽古場日誌です。基礎稽古編です。
つたない私の日誌がはじまりまふ。


本日のshelf♪ vol.1

◎各自ストレッチ、アップ

こりかたまった身体をほぐしていきます。
2人組でマッサージしたりしておりまふ。

ふかい、ふかい、呼吸。


これが息を吐くのは最後だって思って味わって吐くと、自然に息がたくさん入ってくるよ。って誰かが言っていたの。一回、一回、そういう呼吸をしながら板にたっていたいな。くりかえしの練習あるのみ。


最近は、見沼さんとまちこさんが頻繁に基礎稽古に来てくれています。
うれしやうれしや。この日はみずゑさんも来てくれたのでふ。


◎ストレッチ
身体の固いところ、背中だったり、肩甲骨、股関節だったり。
本来の可動域よりも小さいところでしか動いていないと、筋肉がかたまっちゃって、つまっちゃうんだって。

そんな部分をみんなでストレッチ。
普通に考えたら、けっこうはずかしいポーズだったり。。
稽古場だからこそ、できるのだ。
お風呂上りや、身体があったかくなってるときがチャンスみたいでふ。
毎日やったら変わると信じてまふ。


◎10カウントで動く
左右、上下。
うむむ。

最近は、お互い稽古のときの動画を撮り合って、みております。自分の姿を客観的にみつめるの。チェックするのでふ。
見るたびに、驚愕とショックとで心が折れます。
受け止めるのに、3日くらいかかる、本当に。
事実を見つめることは大事だものね。こりずに、衝撃な姿のジブンに向き合おうと思います。


っていうか、普段いったいどれだけ自分を美化していたんだって話・・・。
けっこう、かなり美化していたみたい。動画の中にいる私と、頭の中で想像していた私は、地球一周分くらいちがった。反省。そして、認識の修正。等身大から出発しまふ、

◎歩く
ただ、歩きます。
しかし、ただ歩くにあらず。
ただ、歩くんだけど。

歩いているだけで、人を感動させられるってすごいことだよね。
この歩くを習得することは、私のshelfに入ってのひとつの目標でもあるのです。
実現させる。

まだまだ9月は基礎稽古が続きます。
同じところに向かって集まって、やっていける人たちがそばにいるってすごく素敵なことで、稀なことだと思うから、うれしいです。あがっていきたいな。

これからも、よろしくお願いします。


春日茉衣

けじめ。

お久しぶりです。
しばらく空いてしまいました。

7月頭にありました、名古屋の七ツ寺プロデュース公演『HR』はおかげさまで無事に終演することができました。予想に反してたくさんの方が観に来てくたさり、感想をお話してくださり、それがなによりも本当にうれしかったです。
伝えてくれた大切な貴重な感想、お話、ご意見。しっかりしっかり、取りこぼさずに受け止めていきます。ぜったい無駄にしない。


ご来場、本当にありがとうございました。


出演者のみんなが素敵で会えてよかったです。短い公演期間でしたが、作りながら稽古しながらいろいろ話せて、私にないものを持っていて話してくれて、新鮮で、たくさん刺激をもらいました。ありがとうー!!名古屋、三重に帰ってからも芝居をしてると思うと、元気をもらえるじょー。別れってまた会えるしあわせがあるよね。

関わってくださり、スタッフ作業をお手伝いしてくれた皆様、観に来てくださった方々に感謝でいっぱいです。


また会えるときには、今よりもっと成長した私で会えるように。


どうかこれからもよろしくお願いします。


春日茉衣