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なんてドラマチック。

本日のshelf♪
『nora(s)』

25日に台風がせまるなか、無事、初日を迎えることができました。ほんとうにありがとうございます。そして公演は2日目を迎え、3日目に突入です。


どんなに、手をのばしてもとどかないものがあったり。
どれだけ悔やんでもぜったいにもどってはこない、瞬間の連続だったり。
とどまっていたいのに、変化し、わすれていってしまう自分だったり。
あまりにも、そうでない出来事も、すぐに受け止められなくて、投げ出してしまいたく、ごまかしてしまいたくなったり。

なんて人間は相反するのだろう。

そういうものを、ひとつ残らず、ぜんぶ、ぜんぶ、感じたまま、感じながら向かっていたい。

わからないけど、いま、この作品をやっていて、人はなにかに向かっているんだなって、そう感じました。確実に向かっている。意志に反して、でも意志で向かっている。

ああ、向かっているんだなあって。
いま、この瞬間も。

ひとつのこらず、身体に抱えたまま、むかっていこうと。そう立っていたい。

赤ちゃんが立ったときって、ものすごい瞬間。立った!!人間は人は、立ってるんですよね。すごいドラマ。みんなみんな、赤ちゃんのときに四つん這いから立った瞬間をもっているんだ。あああ、なんてドラマチック。

shelfの舞台は、そういう瞬間がみえる気がするのです。ぐああああって。一体、なにが起こっているのかわからないような、だけど、ものすごい瞬間が。

はじめて言葉をしゃべったとき、ああーううー、そんな声がことばになった瞬間。わたしはなにを感じていたんだろう。どんな感覚だったんだろう。意識では思い出すことはできない。でもそれを体験したのは、私で、わたしの身体だから、、からだのどこかにのこっているはず。頭で、脳で、意識でコントロールしようとするわたしは、もっと自分のからだを信じようと思いますた。25年、つきあってきたわけだから。このからだで生きてきたわけだから。


ごろり、ごろり。


俳優5人、そんな、それぞれが刻んできた、生きてきたからだを、お客さんのからだで感じてもらえたら、それは、それが出会うってことなんじゃないかなと感じてます。


出会いに来てもらえたら、これ以上ないしあわせです。


春日茉衣


*****


shelf vol.17『nora(s)』

原作 ヘンリック・イプセン
構成/演出 矢野靖人

出演
川渕優子
春日茉衣
ミウラケン
日ヶ久保香
Cho Yu Mi (soo)

Cho Yu Miは韓国から来てくれました、女優さんです。

◎日時 10/25(金)~10/31(月)
全9ステージ
25日(金)17:00◎終了
26日(土)13:00/17:00◎終了
27日(日)13:00/17:00
28日(月)19:30
29日(火)19:30
30日(水)17:00
31日(木)17:00

受付開始は、開演の30分前。開場は15分前です。


◎場所 アトリエ春風舎
(有楽町線小竹向原駅、徒歩5分)

◎チケット 一般:前売2800円
前売/当日ともに学生:2000円(要学生証提示)

詳細はこちらのHPからも。
http://theatre-shelf.org/main.htm

ご予約はこちらから。
http://ticket.corich.jp/apply/48820/003/

感じる、信じる、つかむ、うたがう。

昨日、初日を無事迎えました。
いらしてくださってお客さんに、感謝です。
この作品がどう、届いたのだろうか。
まだまだ進化していきたい…!

とにかくとにかく、瞬間、瞬間を全力で掴む。

ぜひ足を運んで頂けたら幸いです。


shelf vol.17『nora(s)』

原作 ヘンリック・イプセン
構成/演出 矢野靖人

出演
川渕優子
春日茉衣
ミウラケン
日ヶ久保香
Cho Yu Mi (soo)

表題のノラは、イプセンが書いた「人形の家」という作品の主人公の名前です。「人形の家」は、妻でも母でも、女でもなく、人間としての私を求め、ノラが家を出るまでの出来事を描いていますが、今回はそのまま上演するのではなく、ピースを集めて『nora(s)』としています。

Cho Yu Miは韓国から参加してくれる女優さんです。愛称は uma!

自分とはなんなのか。 それは自分ひとりでは、わからないと思っていて。

何かに触れればふれるほど見えてくるのではないかなと感じて います。

自我とは。自分に他人に、世界に出逢いつづけていく。

そんなことを考えております。

なんだかなんだか、
どんな作品になるのか、

来てくださった、足を運んでくれたお客さんにとって、未知の 世界になるといいなと、つよく思っております。

ぜひお来し頂けたら幸いです。

◎日時 10/25(金)~10/31(月)
全9ステージ

26日(土)13:00/17:00
27日(日)13:00/17:00
28日(月)19:30
29日(火)19:30
30日(水)17:00
31日(木)17:00

上記は開演時間です。 受付は開演の30分前。開場は15分前となります。

◎場所 アトリエ春風舎
(有楽町線小竹向原駅、徒歩5分)

◎チケット
一般:前売2800円
前売/当日ともに学生:2000円(要学生証提示)

劇団HP
http://theatre-shelf.org/main.htm

来週の木曜日までやっております…!!

春日茉衣

なまえ。

公演のお知らせでございます!

稽古場日誌 
本日のshelf♪『鉄輪』『nora(s)』


shelfでは10月2つの作品をつくっていて、そのうちの今日は『nora(s)』について書こうと思います。


『nora(s)』

原作 ヘンリク・イプセン
構成/演出 矢野靖人

出演
川渕優子
春日茉衣
ミウラケン
日ヶ久保香
上原用子
Cho Yu Mi (soo)


ノルウェーの作家、イプセンが書いた「人形の家」から作品をつくっています。表題のノラは、その人形の家の主人公の名前です。

「人形の家」は、妻でも母でも、女でもなく、ひとりの人間としてのわたし。それを求め、ノラが夫と子どもたちを捨てて家を飛び出すまでの出来事を描いていて。ノラが家を出たところで終幕となっています。

「人形の家」をそのままやるわけではないのですが。どこにいっても何をしても、イヤになるほどそれは人形の家になるんじゃないかなと。


Cho Yu Miは韓国から参加してくれる女優さんです。愛称はuma。日本語、英語、韓国語が入り混じる感じになるやもしれません。


自分とはなんなのか。
それは自分ひとりでは、わからないと思っていて。ちがうだれか、に触れればふれるほど見えてくるのではないかなと感じています。


今回、韓国からumaが来てくれて、ああ私は日本で生まれて育ったんだなって意識する。そんなことを改めて思う機会って、わたしの日常にはないから。

ベタなことばかもしれないけれど、出逢いつづけるっていうことなのかなって思いますた。

自我とは。

自分に他人に、世界に出逢いつづけていく。ひたすらに。ひたむきに。
なんだかなんだか、そんなことを考えております。

どんな作品になるのか、まだ私にもわからないのですが。観に来てくださった、足を運んでくれたお客さんにとって、未知の世界になるといいなと、つよく思っております。


ぜひお来し頂けたら幸いです。


◎日時
10/25~10/31、全9ステージ

25日(金)19:30
26日(土)13:00/17:00
27日(日)13:00/17:00
28日(月)19:30
29日(火)19:30
30日(水)17:00
31日(木)17:00

上記は開演時間です。
受付は開演の30分前。開場は15分前となります。


◎場所
アトリエ春風舎
(有楽町線小竹向原駅すぐ)

◎チケット
一般前売2800円、当日3300円
前売/当日ともに学生2000円(要学生証提示)


公演詳細こちら。
http://theatre-shelf.org/main.htm

http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=48820

ご予約はこちらから。
http://ticket.corich.jp/apply/48820/003/


ひたすらに、ひたむきに、はてしなく、今。


春日茉衣

ちーむ。

おつかれさまです。
今日も稽古でございました。


本日のshelf♪『鉄輪』『nora(s)』


ちーむわーく。
わーく、ちーむ。むん。

周りにひとがいることを、空間があることを、自分が影響を与えていることを、影響を受けていることを、うれしいって思ったことを、こわいなと感じたことを、ぜんぶぜんぶ事実として受け止めながら立つ。呼吸する。そこにいる。

ひとりで立ってる人が、同じ舞台の上で出会う。一緒に立つ。

それはだれかに寄りかかるでも、すがるでもなくて。自分の足でたつ。呼吸する。深く、ふかい。意外としてない吐ききるコト。細くながく吐ききってみる。そしたら勝手に吸うから、そしたらカラダがひろがるのを感じる。


無意識にかたひじ張っていきてきたみたい。たぶんわたしの頑固ながんこが肩に凝縮されている気がする。がんこが、かんこになったらいいな。

かんこかんこ、こんかん。こん。

やわらかく。やわらかく。
芯、軸、求心力はもって。
頭、肩、ひじ、くび、やわらかく呼吸して。

ハラでキバって支える。
力が入るのはとことん腹なり。

ちーむわーく。

明日もまた稽古です。
どんどん持ち込んで、良い意味で矢野さんが困るくらいに稽古場が創る場となってあふれかえる。そういう時間になるように、稽古じゃない時間を過ごす。


今日ふくらんだ、浮き上がってきたもの。わたしが想像したものを書きます。もうそうなのかそうぞうなのか。たぶん両方。


春日は力みすぎてる。かっきーんって感じ。ロボボ。わたしの甲羅はハラ。腹。亀の甲羅を、ハラにもってくるのじゃ。おっかけるのに、うごかすのに気がいきすぎて、違う意味で重い。カーリングみたいにすべってみたり。むいーん!って、あそぶ余裕がほしい。


春之助さんは走るはしる若い生まれて半年くらいの馬みたいにみえました。たのしさをしって、汗がさわやかで駆け出した馬。魅力的ですた。


上原さんは、羊なイメージ。
迷いながらもなにかに挑んでたたかっているようで。力いっぱい挑まなくても、こわくないから大丈夫だよって思いますた。

芯と腹は入れて、あとはぼーとするくらいの勢いで、ただ、まわりを感じて、きこえてくるものを聴いてみたら、ふっ、フッ、て呼吸がしやすくなるんじゃないかなって。羊の角、羊毛もほくほくになったらステキだなって見ながら思いますた。 

日ヶ久保さんはとまいどいながら、よろめきながら、でも自分の足で立とうとしていた。水面に自分のすがたが写っている。それも感じたら、スって軸が生まれそう。

ケン兄はみつめてた。
距離がみえた。しずかだった。
なんだかとてもしずかで、それでいてふつふつとあわぶくがある気がしますた


優子さんはもぐっている。たまに水面に浮いてきて、呼吸しながら、水の上の空気も吸いながらあそんでいるように感じますた。とにかく動物なのです。

森さんは、どーん、っていた。
でっかい木の下の根元の幹みたいですた。土は真っ黒のふかふかしてるやつで、たくさんみみずとか虫とかがいる感じ。木陰。

むうむうむう。
これからこれから。


あしたもよろしくお願いします…!


春日茉衣

とおきおおどかなると、ちかきほのかなると。

shelfは10月の二本の作品、『鉄輪』『nora(s)』に向けて、現在稽古中です。

そんな中、さいきん思うこと、いつも思うけどまた改めて感じることを書きたいと思います。新潟にいって、つながることがたくさんあって。

とおい、とおいところに行きたい。
果てしなくとおい。
優子さんはとおいところにいて、私とは果てしない距離があって、でも優子さんの姿はほんとにちいさいんだけど、みえているから。わたしは歩きつづける、毎日を重ねていくしかないと思っています。


新潟の旅に行ったときに、距離について考えて。日本海をみに行ったときなんだけど。そのあまりの距離に、むしろこれだけ離れてるなら、なんだかたのしいというか、距離を目の当たりにしてふるふる。ふるふるしますた。

とおい、とおい距離は、はてしなく近い近い距離でもあって、はてしない距離は、はてしない自分にもどってくる。かぎりなく近い求心力。

舞台ではその距離をみせたい。こんなにとおくがあるんだって。はてしなくひらいてひらいて、宇宙のビッグバンと、ちかいちかい、はてしない求心力。そのとおい距離を支える求心力は自分というカラダで。

求心力が強ければつよいほど、とおくにいける。とおくにいっても、自分の身体がいないとその距離はみせられないから。

はてしなく自分という物体がいまここにあること。それをみせるしかない。根拠はそれ。

でもそれは、今まで蓄積してきた25年、受け継いできたそれ以上の過去と、これから重ねていく未来と、うまれた瞬間にかぎりなくこぼれ落ちていくいまっていうものを、受け止めて立つことなんじゃないかなって感じています。

それにはまずみつめることで。観察することで、そらしてはいけない。たとえそれがどんな影響を及ぼすとしても、ぜったいにないことにはしない。みないっていうこともしない。ひたすらにカラダでみる。キャッチする。

とおい距離をしって、ちかい距離を知る。はてしなくちいさくて、あまりにできることがすくない私という物体でもできることは、まずはみることだと思うのです。カラダでみるってことかな。

優子さんはそれをしていて。
森さんもしてる。ケン兄はどんどん距離をひろげている。
わたしもする。

そういうことなんじゃないかって、さいきんの稽古で感じています。

『鉄輪』はとくに、その距離を、距離をみせたい。『nora(s)』はその距離に気づいたんじゃないかなって。距離を知った人間がどうなるのか、その瞬間がおもしろいかもしれないって感じています。

密度のある重い、凝縮され身が詰まっている求心力と、とにかくそとに、とおくにひらきまくっているカラダ。そのカラダで板に立つのだ。


また今日も稽古です。
毎日すこしでも積み重ねていけるものがあるように。時間を共有して過ごしているだけで、それはもうたくさんのコトが積み重ねられているのだけど、それ以上に!

作品について、もぐってもぐってもぐって、深海まで行って、大気圏までいって、本番の10月15日はちきゅうの日本のとうきょうの代々木能楽堂の板の上の春日茉衣でいたい。


稽古はそのためにあると感じてます。どこまでもぐれるか。どこまでとおくにとべるか。もどってこれる求心力をつけて、本番に挑む。


どっちかっていうと、私は跳ぶタイプな気がする。優子さんはもぐる。深海までちきゅうの中心までもぐる。だったらわたしは飛躍トブを極めて、ひらいてひらいてひらいてトブ。もどれる求心力はもちろん。

ちなみに優子さんははてしなくひらきながら、深海までもぐるからね。もぐる優子さんがいるから、わたしはひらきながらトブ。深海の優子。大気圏の春日。うぬぬ、なんだかしっくりきた。shelfにさらなるひろがり、おもしろさをふやしたい。大気圏と求心力。精進あるのみ。


今日もいってきもす!


春日茉衣

からだが記憶している。

旅。
新潟に行ってきました。

はじめて行く場所なのに、なつかしいと感じることがいくどもあって。

ちいさいときのことを思い出したり。ああ、この感覚は、私のからだが記憶してるんだって。からだの記憶があることに気づきました。

覚えているのは頭だけじゃないんだなあ。頭では忘れていたことを、からだは記憶していた。そんなからだの記憶がきっとたくさんあるんだろうなって思いました。

ジブリの『千と千尋の神隠し』に出てくる言葉でたしか湯婆が千尋に言う「思い出せないだけで、忘れたわけじゃない。」

っていうのを思い出しました。


からだに記憶された、キオクの蓄積はものすごいだろうなって。25年分。降り積もっている。稽古で、もっと自分のからだの重さを感じて。とダメ出しが何度もあり。今の私は軽くて発砲スチロールで。

重さのあるからだは、そういうからだの記憶や蓄積がみえるんだって思ったのです。優子さん、森さんはからだの重さがある。私も25年と9ヶ月分の重さを出したい。

何が重いって、降り積もってはがすことはできないからだの記憶の重さなのかもしれないなと想像する。こびりついているもの。泥のような、綿のようなタネのような、粉のような、水をすって重い布のような、炊飯器のような。

想像させる、想像させられる人になりたい。

つかの間の新潟の旅は、足跡をたどるようでした。そして踏みしめるというか。とてもとても気分や感覚が無限大に広がり、日常で過ぎていく中で考えられなかったことだったりを、ゆっくり考えることもできて。

日本海をはじめてみたあの感覚は、からだの記憶になったと思う。

佐藤さんのお家のリビングの、すき焼きのにおいも。


春日茉衣

場を共有する。

おはようございます。 

今日は神宮の花火大会らしいです。
浴衣を着たい…!春日です。

数日の稽古を振り返りまつ。


本日のshelf♪ vol.2


今は基礎稽古も兼ねているので、『鉄輪』出演者以外の方も稽古場に来ていて、日によってにぎやかでつ。


10月のBeSeTo演劇祭に参加するshelfの作品に出演してくださる上原さん、日ヶ久保香さん、出演はしないけれど、いつも来てくれてる飯塚くん、タイミングが合えば顔を出してくれるあっちゃん。

先日は、新国に通っている女優さんも来てくださりました。


やっぱり人数がいると盛り上がりますね。がっつり作品づくりに入っているわけじゃなくて、手探りな、色々なことを試しながらの稽古で、明確な答えがあるわけじゃなくて。


人によっては、効率を考えたら、とても途方もなく先が見えない不安この上ない現場だと感じてもおかしくないと思うのですが。結果だけじゃなくて、模索していく、そんな場を、共有できるって、すごく贅沢でもあり貴重で有り難いなって思いますた。


矢野さんは、一緒に探しながら、試しながら、挑みながら作品を創る人だと感じていて。

もちろん色々考えて、演出の矢野さんにしか見えていないことだったりもたくさんあると思うのだけど。

創る場での矢野さんは、俳優と、とてもフラットな立場で向き合ってくれるのです。


そんな矢野さんに甘えることなく、真摯に挑みながら、作品に向き合いたいと。現状を受け入れながら。


決して答えを持っているわけではなくて。持っているかもしれないんだけど、どちらかと言うと探す感じ。


そうなの、さがすの…!


だから、誰かに指摘されるとかでなくて探しながら発見しながら創る場になるといいなって。みんなで探しながら、良いものをつくりたい。


話は変わりまして、
体はちがうし、声もちがうし、自分という体をいかに磨くか。ということを最近よく考えまふ。


そして思うのは、しなやかな筋肉、良い肉はやわらかいよなあと。優子さん、森さんの体はやわらかいのです…!私もやわらかい、しなやかな、のびやかな体になりたい。


しかし今の自分からいきなりは、なれないから、やっぱり小さな毎日の積み重ねなんだろうなっていう所に返ってきて。


また稽古の日々です。
そんな夏も悪くないかなって。


こないだは稽古後に、たまに行くインドカレーのお店に行きますた。チーズナンが絶品で大好きなお店なのです。

うまうま~。
カレーは元気になりますな。

まだまだ暑いので、体調気をつけながら秋に向かいたいです。


春日茉衣

B2

おひさしぶりの稽古場日誌です…!

8月8日(木)

本日のshelf vol.1


今shelfは、基礎稽古をしながら10月にやる『鉄輪』という作品の創作にとりかかっています。

今日は『鉄輪』の稽古初日でした。
出演者4人が全員そろい、読み合わせをしました。うーわくわく…!

シンプルなわかりやすいお話だからこそ、その中にねむっているものをたがやしてみつけて掘って、お客さんに感じてもらえるところに行って、さらにその先の未知の景色を、代々木能楽堂でお客さんと一緒にみたい。


人間のもっているどうしようもなさや危うさ、愛することと憎しみを両方抱えている矛盾だったり、そういう言葉では表せないような色々混ざり合ってどす黒くなっちゃったようなものが、ねむっている気がして。


『鉄輪』は簡単に説明すると、愛する夫に裏切られ、生きながら鬼となった女性が、新しく妻となった女性と、夫を呪い殺そうとするお話なのです。

いつ誰が鬼になってもおかしくないのかもしれないなって感じて。

私の中にも、鬼に変わってしまう要素、可能性があるかと思うと、恐ろしいなと思いました。自分が鬼になった姿は想像できないけど。


とにかく腹を鍛えて、上半身の力みが抜けて、ゆらりと板に立ちたいです。

体現すべく稽古します。

今日のいちばんの発見は、メソッドのときの重心は、ずっとB2(地下2階)ってこと。ずっとB2にいるんだよね。むむむ。


春日茉衣

沈黙から言葉を発見し、

沈黙から言葉を発見し、とある人が書いていた言葉です。
こころにひっかかって、何かがぶわあってなりました。


今回の公演では、知っていると思っていた舞台の恐ろしさを、改めて知りました。
私が感じていた、思っていたよりも、それは遥かに遥かにおそろしかったのです。そんなものではなかった。目の当たりにし、体感しました。

その恐ろしさを感じることができたのは、私にとってこの『班女/弱法師』の一番の収穫なんじゃないかと、全ての公演がおわった今、思います。身体の中にね、恐ろしさが入ってきたのです…!恐怖、じゃなくて、恐ろしさが。

花子が言うのです。

「世界はひろくて、いくら探しまわってもかいがないわ。」

どれだけの世界を知っているのだろうと。足元、一歩一歩と行きますよ。
shelfはトラの穴。ほしかったら虎穴にお入り。それはそれはおそろしいところですよ。
たんたん。甘い蜜はすぐになくせるように。


またはじまる毎日を、感謝を持ってすごす。これ目標です。


足を運んでくださったお客様、応援してくれた友達、支えてくれた家族、同じ板に立った共演者の皆様、一緒に作りあげ支えてくださったスタッフさん、縁の下の支え当日手伝ってくださった皆様、有難うございました。

そしてshelf主宰、演出の矢野さん…!!
いつも生意気なことを言う私で、失礼なことを言っていることも何度もあると思うんだけど、それでもおもしろがってくれる矢野さん。
板にのるなら、イキが良い方がいいってね…!!


次回のshelfは秋10月中旬から東京、小竹向原にある春風舎にて公演です。

夏を堪能してカラダに夏を入れてきます。

これからもよろしくお願いします。


春日茉衣

自分のお腹から出てくる言葉。

すっかり梅雨ですね。
なかなか雨が降ったり、降らなかったり。


お久しぶりの稽古場日誌になりますた。
只今、shelfは本番を控えた『班女/弱法師』の稽古佳境でございます。
残されている時間をとにかく全力でやりきって、無数の発見をして、つかみたい…!


本日のshelf♪

三島由紀夫の言葉を追っている自分がいて。どうしても言葉を追っかけてしまっている自分がいて。追うんじゃなくて、自分の腹から、お腹から出た言葉にしたい。ぴたっと身体と、言葉が出る瞬間があって、今は半歩言葉が早くてそれを追っかけてしまっているから、ギリギリ、ギリギリまで焦らずに急かさずにツルって行くのを我慢して、ピタッとしたざらざらな言葉でいたい。

前に優子さんが言っていた、つるつるじゃなくて、ざらざら。
抵抗があるのよね、ざらざらには。
ざらざらな。

三島由紀夫の言葉は凄くてさ。
読むだけで十分におもしろい作品だから、それをやるってなったら、読むだけじゃ見れない、体感できない世界をお客さんに体験してほしい。


ううむ。


ひたすら身体を起こすのだ。
ねむっている身体を起こすよ。
目覚めるよ。

初日が埋まってきております…!


ぜひぜひ観に来てくださいませ。


shelf vol.15
『班女/弱法師』
作:三島由紀夫
演出:矢野靖人

三島由紀夫が能の作品を元に書いた短編を二作品、上演します。
濃い物語とshelfの世界をぜひ体感しにいらしてもらえたらうれしいです。


◎出演
川渕優子
春日茉衣
森祐介
たけうちみずゑ(chon-muop)
日ヶ久保香
小川敦子
和田華子
平佐喜子(Ort-d.d)
櫻井宇宙
平田泰久(テアトルエコー)


◎日時
2013年
6月28日(金)19:30〜
6月29日(土)14:00〜/19:30〜
6月30日(日)14:00〜

全4ステージ

上演時間は、班女が30分、休憩をはさみ、弱法師が45分。
全部で約90分程です。


◎チケット
一般:前売り2800円、当日3000円
学生:2000円(前売り、当日共に)
学生の方は学生証をお持ちください。


◎会場
日暮里d-倉庫
最寄り駅、JR山手線日、京浜東北線、常磐線
日暮里駅の南口から徒歩10分

住所:東京都荒川区東日暮里6-19-7

オンライン地図
http://www.geocities.jp/azabub/map_d.html


公演詳細はこちらからもどうぞ。
今回のチラシや、写真、過去の公演記録もご覧頂けます。
http://theatre-shelf.org/index.htm


チケットのご予約はこちらから。
http://ticket.corich.jp/apply/44800/007


東京で大きめの会場でのshelfの公演は、なかなか観て頂く機会がないかと思いますので、この機会にぜひ一度ご覧になってください…!!


よろしくお願いします…!!


春日茉衣