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ふうむ。

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きょうは、早稲田大学大隈記念講堂で行われた、鈴木忠志さんの講演会に参加してきました。早稲田大学で新たに建設された早稲田小劇場どらま館がはじまるスタートとして企画され設けられた機会とのこと。

忠さんのお話は、とてもエネルギーがあって、どこからか持ってきた、借りてきたようなものでもなくて、70何年と生きてきて、忠さんが感じたことや考えたこと、体験して実感したことや、みてきた世界といまの日本、出会ってきたたくさんの国のひとたち、景色、汗やにおい、いろいろな国のことば、日本語、おんがく、そういうそういうものたちから、出てきたことばだと私は感じて、それを忠さんがとてもつよく、もしかしたらためらいといったものもあるのかもしれないけれど、とてもハッキリと、ハッキリと言ってくれたのが、わたしはとても勇気をもらえて、せなかをおしてもらったような、背中に忠さんの大きな手があって触れてはないのだけど、手のひらがわたしのせなかに向いているような、そんなきもちになったのです。

さいごに質問をした18歳の女の子に言っていたことばも、今のわたしにすごくすごくざわざわとヤスリのようにひびいて。ぎもんを持つことや、これはおかしいのではないだろうか、ちょっとしたちいさなものから感じる、かんがえないのではなく、演劇を媒体として、にんげんっていうものについてかんがえると決めた表現をするにんげんとして、ぎもんや手触りや、ちがうんじゃないかと感じる部分はなくさずに、もっていたい。

優子さんが言っていたことも、足先につんとのこっている。
わたしたちは、日々せいかつしているなかで、選択をしている。とてもたくさんの選択をしている。政治とは、無関係ではない。国とは、無関係ではなく、わたしたちが選択してきた結果が、いま、なのかもしれない。あしたも、わたしは、選択するだろう。ほんとうにちいさなことから。いままであまりにも無意識に、無自覚に選択してきたものを、かんがえてみようと思う。意図的に、意識的に選択していこうとおもう。その選択は、かかわっているから。

きょうはとてもかぜのつよい日でした。
今月末から静岡の野外でお世話になりますと、宮城さんにごあいさつしました。清水港、花博港ともかぜがつよいと聞いているということを話すと、
お客さんも俳優も、みな同じかぜに吹かれる。それもいいよね。なかなか劇場では風を吹かすのはむずかしいからね。という宮城さんのことばがすんって胸のあたりに残っていて。ああ、お話ができてよかったなあ、とすごく思ったのです。すごくすんなりとむきあって話てくださってうれしかったです。

わたしがうまれる前から演劇をつくって、社会と、せかいと、他人と、出会ってかかわってきたひとがいる。100、2000年以上前から演劇をつかって、かんがえてきた人間がいる。大先輩の大先輩。あああ、なんだかきょうは、せかいが、視野が、感覚がとてもひろがって、ひろがって、出会いたいとおもった。


そのあとは、早稲田の町のおしゃれなカフェにて少し贅沢をして。優子さん、あっちゃんとたくさん話をして。高田馬場まで20分くらいかな、歩いて、電車にのり帰路につきました。とてもとても、いい一日でした。パワーをもらえた一日でした。


写真は、大隈記念講堂の時計台と月。


春日茉衣

みどり。

こんにちは。

昼間はいい天気で風が気持ちよい。
緑がみどりがうわあって目に飛び込んできます。いまの時期がいちばんみどりがいい色をしていると思う。みどりがいちばんみどりである時期。うーん!これがみどりよねっていう。
みどりすきだから、この時期は歩いてるだけでたのしい。わたしにとってはまだそこまで暑くないしね。ひなたいい心地。


24日から今日まで4日間shelfのオーディションを兼ねたワークショップがありました。オーディションといっても、一緒に創るクリエイションの場としてやりたいと矢野さんから話があり。


shelfが基礎稽古でやっているからだのことからはじまり、10カウント、歩く、そして後半はテキストを使ってのクリエイション。

三橋麻子さん、小川敦子さん、飯塚佑樹くん、蜂巣ももさんも参加してくださったり。。。

場を共にする。共有すること。

初めましての方や、1日だけの方、知らないところに行ってみようと飛び込んで来てくれた方、それぞれですが、何時間かを共有して、話したり、やってみたり。よい、じかんで。それはそこにいた人たちがつくったじかんで。もちろを全体をみながらリードしていったりすすめかただったりは矢野さんで。。まものすごいエネルギーなのら。演出家のエネルギーと同等もしくはそれ以上のエネルギーを持ち込まないと作品はつくれん。演出家にまけちゃう、


こっちの方、だったり行きたい方向はあったりするけど、答えはなくて。誰かが絶対的な正解を持っているわけではなくて。これはすぐに誰かに答えを求めようと、もうほんとに無意識にそうなってしまう自分への戒めで。


まわりにあるものを答えにしてみたり、大多数の意見をまるで自分のものかのように持ってみたり、なんだかそういうことがたくさんたくさんあって。

かんがえるじかん、
かんがえるってどういうことか。


あああ、優子さんから借りた保坂和志の「考える練習」という本があって、たびたびよみたいと思う。本棚に、何冊か私にとってのそういう本があって、あああ、よし、と思える。考える練習も、流されそうな、流されたり、迷い込んだときに、よし、ってさせてくれる本になりました。心強いのだ。


来週からは一徳会の稽古に戻ります。なんだかんだ1ヶ月きりました。来月の今日はもう静岡へいっています。残りの稽古かぞえたら18回だった。


わお。やるのら。ひとりでやる作業は山ほどある。だけんども芝居はひとりでやるんじゃないのら。だけどもひとりでやる作業もやらないとうすっぺらないのら。ひとりのときはやるのら、ひとりじゃないときは、とことん。

春日茉衣

答えのない世界。

こ た え     の    な い    せかい。     

変身

すると思っていた。

それはどういうことかと言うと、ずっと別ななにものかになりたかったんだと思う。

わたしは、自分ではない何かに変身したかったのだなと。


だけど、今回の『deprived(仮)』の稽古を経て、本番があって、変身はできないと、そうなんだって感じて、目がひらく、考えがひっくり返る瞬間があった。

あたりまえなのだけど、変身はしないし、そこにいるのは自分だし。みんなも変身しているわけではない。

板の上にのったからといって、変身するわけではないのだ。

もちろん状態が変わる、置かれている状況でからだが変わることはあるけど、それは自分ではない別の何者かになるわけではない。


ことばを発しているのもわたしで、やり取りをしているのも、そこにいるのも自分なのだ。


周りの見え方が変わった。
何か変身すると思っていた。
違った。優子さんは優子さんで、矢野さんは矢野さんで、


自分ではないと思えば、楽に言えてしまう言葉が、自分がそれを言う、ことばにして発すると、とてつもなく大変でつかれる。

だけど、やってるのはそういうことで、やりたいのはそれでお客さんとやり取りをすることで、そうじゃないとたのしくもなくて。


もっと早く気づきたかったなって思いはつよくあるけど、今が気づけるタイミングだったり、今だから気づけたのだと思う。


素敵だなと感じる人は、自分をすごく知っている。知らない自分がいることも知っている。変身しようとは、していない。変えられようのない自分を抱えて闘っているように、勝手に感じる。素敵だなと思う。


がっつりと時間を詰め詰めに予定を組むのをやめてみている4月。
そしたら良いじかんが過ごせているむむん。空いてるから、やってくる、訪れることもあって。


受け止められるような人になりたいなあ。ってことは、受け止められないことがたくさんきっとあるのだなあ。


いろんなものをみて、それをひとと共有したり、話してみたり、心がゆれたり、いろんなものに触れてたのしく生きたい。

前より、にんげんって愛しいなあと思う。そう思わせてくれる人がいて、人がいることに感謝なのです。


春日茉衣

いちにち、いちにち。

こんばんは。

shelf vol.17 『deprived(仮)』
追加公演を含めた7公演が全て終了しました。

小さなギャラリーに千秋楽は20人を超える人が集まってくださり、空間と時間を共有しました。


あああ、すぐにはことばに出て来ないのですが、やっぱり観に来てくださる。来てくださる人がいることがいちばん、うれしくて。ああ、嬉しいなってすごくすごく感じました。

お客さんがいないと、観てくれる人がいないと成り立たないから。

矢野さんが言っていた、俳優とお客さんの間に生まれるもの。呼吸。人と人の間に生まれるもの。目にはみえないけど、そういうものを楽しみたいのだと。


個人的な話なのですが、
去年の6月にやった三島由紀夫の『班女/弱法師』以降、ずっとモヤモヤというか、船の舵が効かなくなったような、なんだかしおれているような状態が続いて。

近代戯曲セミナーの森本薫から、今回のdeprived(仮)を経て、

考え方が160°位変わって、ぷらすに言うと、前よりも周りが感じられるようになって。みえてくる世界がすごく変わって。本番に入ってから、革命が起こり。


たくさん感じたのは、元気でいようと。さわぐとかではなく、誰かと場を共有していたり、人といるときには、元気でいようと思いますた。


アグレッシブで大胆で、勝負している三橋さんにとにかく刺激をもらい。私負けていられない…!!


果てしない、はてしない。


この公演はおわったけど、また毎日ははじまっていて。いちにち、いちにち。

この作品は、(仮)を取った『deprived』として、秋にツアーでまわる予定です。再会できる日までのいちにち、いちにちをどう過ごそうか。

またお会いできるときまで、いちにち、いちにちを。

ご来場くださって、ほんとうに
ありがとうございました!


いちにち、いちにち。


春日茉衣

4月公演情報『deprived(仮)』

こんばんは。

日中はぽかぽか暖かい日が増えてきましたね。ようやく春がやってきた感触がそここでしています。気温が高くなってくると、ムズムズ体が動き出したくなります。

shelfは今、新作の公演の稽古に取り組んでいます。来月の4月頭に、明大前にある小さなギャラリースペースで行います。

直前のお知らせではありますが、お時間ご都合合いましたら、ご覧頂けたら幸いです。

shelf vol.17 『deprived(仮)』

構成・演出 矢野靖人

出演
川渕優子
春日茉衣
森祐介
小川敦子
鈴木正孝(一徳会/K・A・G)
三橋麻子


4月3日~7日、全6公演

開演日時
3日(木)19:30
4日(金)19:30
5日(土)14:00/19:00
6日(日)14:00
7日(月)19:30

チケット:当日前売り共2500円、学生2000円(要学生証)

上演時間は60分を予定しています。
開場は開演の15分前です。

場所:明大前キッド・アイラック・ホール5Fギャラリー
東京都世田谷区松原2-43-11
http://www.kidailack.co.jp/

京王線・井の頭線の明大前駅から徒歩5分

様々なテキストを、小説、詩、戯曲など様々なことばを扱って濃密な時間を共有できたらと思っています。

言葉と人間。にんげんとことば。
日本語を母国語として生きてきた人間。日本人。からだとことばの関係。考えるということ。

様々な思考が飛び交い、そこにある体から何かあたらしい感覚や今まで感じていなかった視点や未知の体験にお客さんも私たちも触れられる、そんな作品になるのではないかと感じています。

年度始めで忙しい時期かと思いますが、ぜひご覧頂きたいです。

チケットはお電話、メール、webにて予約を受付ております。

Theatre Company shelf :tel. 090-6139-9578
e-mail. info@theatre-shelf.org

shelf HP
http://theatre-shelf.org/next.htm

web予約
http://ticket.corich.jp/stage/admin/login.php?id=53999

お会いできるのを願って。

※お知らせさせて頂いた公演日時一部訂正。
私の勘違いで日曜日の夜公演はありません!
6日(日)14時の回のみになります。
大変失礼しました。

春日茉衣

わからない。

雨ないちにちですね。
もう春。今日の雨は、春だなってすごくかんじる雨。

只今shelfは4月の公演にむけ、稽古の毎日です。そんなまいにちは、発見するというか、気づくことがたくさんあって、受け止めることに必死で、受け止めきれてない部分もきっとあって。

嵐のような稽古のまいにち。嵐が去っては、また来て。昨日は4つくらい嵐が来ました。

いま思うことは、わからない。ということ。わからない状態がつづくのは、しんどい。わかりたい。わかりたいと思う。わかったと思える瞬間があったとして。わかったって思えると安心する。たどり着いたような気がして。わかったって思えると安心する。自分が安心する。

だけど、厳密には、わからないけれど、あたらしい感覚を感じた。とか、今までとはちがう感覚になった。なにか発見がすごくあった。ということなんじゃないかなって。わたしが今まで使ってきた、わかったって言葉は。

感じることはできる。想像することはできる。予想することはできる。
だけど、自分じゃない人のこと、自分じゃない人の感覚、考え、思ってること、感じてること、わからない。

わからない。わかったと思ったのは、わかったつもり。わからない。わからない。どんどんどどどどどどどどどんなにわかりたくても、わからなくて。

わからない。を抱えたまま。
人間にとってこんな不安定はない。
わからない、をわかったつもりじゃなくて、わからない、をもったまま。わからないを抱えたまま、でもじゃあわからないけど、わからないけど


今回公演をする明大前のギャラリーで、お客さんに、一緒に立つ俳優に、からだで逢えたらいいなと思う。

言葉できない、言葉にするとつたわるものがある。う。
言葉の意味とかじゃなくて、言葉以上のものが。う。

今日はこれから山の手事情社の『ヘッダ・ガブラー』を観に行ってきます…!

う。


春日茉衣

表情。

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2月から関わらせて頂いた、近代戯曲セミナーの研修がすべておわりました。
ドラマリーディングとシンポジウムの劇場での公演にも、たくさんの方が足を運んでくださり、あの時間と空間を共有できたことは、わたしにとっての大きな財産になりました。

たのしかったのです。すごく。
単純にそう思えるって、良い時間だったんだなと感じています。

今回あたらしい方々と出会えることができて、森本薫を通して、うまれたものがあったと、つながる瞬間があったと嬉しいです。


そんな中、むかしから写真がすきで。
今、お花を撮るのにはまっています。
花って、すごく表情があるのです。

最初は、このブログは文章だけで、ことばだけで勝負したい、伝えたいなんて強く思っていて。それをシンプルで究極でかっこいい。と思って、めざしていたのです。今もかっこいい。と思っているのですが、ふと写真を載せたくなりまして。

意固地になりやすいわたしが、
変化に身をまかせてみるのもいいかも。当初のものとはちがっても、今感じる感覚や、たとえば写真を載せたいとう欲求に、波乗りのようにのっかってみようとするりと思いまして

ながされる、変化にのってみる、身をまかせてみるのもいい。
そうおもえる自分が現れたことを、ほえー。

変わるんだなとふむふむ。ふみふみ。


春日茉衣

にんげん。

時を感じ、春をおもう。

2月からはじまり、全8回にわたり参加させてもらった日本近代戯曲セミナー、森本薫を読む。


はじめはお名前から、作品の印象から、勝手に女性の作家だと思っていたら、なんと男性だったことに衝撃を受ける。


そんな森本薫との出会い。


あたらしい場へ参加すると、今までとは違った出逢いがたくさん、たくさんあって。すてきな方がいっぱいで。

ああ、人に出逢うって、こんなにいろいろなものが広がるんだなって実感しました。

演出家の方々、演劇の、人生の人間として大先輩の方をこんなに前にして、とてもとてもどぎまぎ、どういたらいいのか、緊張の嵐でした。


身が引き締まる瞬間や目がひらく瞬間、衝撃が走る瞬間がいくつもあって。

じぶんの知らなさ、不勉強さに衝突し、今まで知ろうとして来なかった自分を、すごく恥ずかしいと感じました。


欲と、こうなりたい、こうでありたい、思えば思うほど、そうじゃない自分に気がついたり。

ちいさなことを気にしたり、嫌になるくらいに人を羨んだり、ねちねちねちねち嫉ましく思ったり、沸騰するくらい嫉妬したり、止まらず盾をはずせず強がったり、認めてほしかったり、ほめられたかったり、独り占めしたかったり、傷つくのが怖かったり、自分が一番大事だったり…


こうありたい、そんな理想とは、かけ離れている自分を知る。


森本薫の作品、私は「薔薇」に出演するのですが。こんなに、こんなに、にんげん。が描かれている。そのことに驚愕する。


こんなに、こんなに、どうしようもなく、抱きたくない感情であふれ、欲望にまみれ、弱くて、他人の強さに憧れ、素直にはなれず、自分をみてほしかったり。

にんげん。って、にんげんって。ああ、なんて忙しくてめんどくさいのだろう。って。自分でも嫌になるくらい、あっちいったり、こっちいったり、それのどれも事実で。


ああ、それがにんげんなんだ。って、そう森本薫の作品で思いました。


そんな研修を経て、最後の成果発表があります。森本薫がラジオドラマとして書いた作品をリーディングします。

「薔薇」「記念」「生まれた土地」

シナリオ三本をリーディングでお届けします。
また、後半はゲストの方を招いてのシンポジウムも行います。

3月10日(月)19:00~
3月11日(火)19:00~

下北沢の「劇」小劇場


http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=52659


直前のお知らせではありますが、お時間にご都合つきましたら、ぜひ足を運んで頂けたら幸いです。


にんげん。として生まれたから、とことこんにんげんで生きて、にんげんを表現したい。そういう俳優になりたい。


春日茉衣

言い当てることばはないのかも。

先日、三軒茶屋のシアタートラムに万有引力の『観客席』を体験しにいき。座高円寺のアカデミー終了公演のエドワードボンドの第三部、四時間弱にわたる芝居をみて、出演者、お客さんと同じ空間と時間をともにし。
第86回アカデミー賞が発表され。
近代戯曲セミナーであたらしい世界に触れ、いろいろお話をきけて
きょうもどこかで芝居はやられていて。
映画の『蒲田行進曲』凄いすきで、映像なのにどろと汗をかんじるっていうか

芝居ってなんだ
演じるってなんだ
人のことばをしゃべるって
役ってなんだ
感動するってなんだ
わたしはなににかんどうしているのか
真央ちゃんのフリーをみてなみだが出るのはなんなんだ
スマイルを演じる真央ちゃんのすがたになみだがでるこれはなんだ。
高橋大輔くんに引き込まれるあの吸引力はなんなんだ。

知恵熱でそう。


春日茉衣