一般社団法人shelfは、ハラスメント防止ガイドラインを策定しました
今回、およそ9年前にshelf代表の矢野によるセクシュアル・ハラスメントに相当する行為があったとの告発があり、またその件について当事者以外の方々からもこれを問題視するご意見がありました。その他にも、過去、shelfの創作の現場において矢野によるパワーハラスメントや暴力行為があったのではないかというご指摘を頂きました。
shelfとして、指摘のような事情が今後も起こることがないよう、取り組みを明らかにしていくことが必要であると考えております。そこで、一般社団法人shelfは、セクシュアル・ハラスメント及びパワー・ハラスメントを防止するため、ガイドラインを策定し、これを公表いたします。
このガイドラインは完全なものではありません。ガイドライン中にもあるように、座組みのメンバーで話し合いながら、これからも都度、時代や状況の要請にしたがって改定していくものです。
shelfの劇団員、及び代表の矢野は共に、ご指摘を受けたような行為があったとすれば、それについて真摯に、誠実に対応していく所存ですが、少なくとも現時点までの調査において、該当する行為があったと判断することは困難と考えております。
なお、前回の声明に関して、加害者とされた矢野によるものでは聴き取りに恣意性があるのではないか、shelfに出演した経歴があるのに聴き取り調査が行われていないという指摘等が見られたため、行った調査について補足説明いたします。
① 調査は、対面又は電話により(1名については書面回答のみ)矢野に加え、第三者を立てて複数人の立会いのもとに行いました。その際の記録は手控えとして残してあります。
② 告発をされた当人である「やつは氏」の途中降板があったという指摘から、どの公演のことであるか特定ができるため、聴取調査の対象としたのは、その稽古をしていた時期の関係者に限っています。(ただし、1名は韓国から招聘していたキャストであり、連絡が取れていないため聴取できておりません。)
聴取が出来た方からは、「やつは氏」指摘の事実はなかったとの回答を得ていることは、前回声明でご報告したとおりです。