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WS@東洋大学

もう何回目になるのかな? 一昨日8/15(水)は、恒例の月イチワークショップ@東洋大学に行って来ました。

1時間くらい身体を使ったエクササイズをやって、今日は本読みに徹してみました。演劇にあまり興味のない子もいたかもしれないけれど、みんなで戯曲を一本まるっと読み合わせするなんて滅多な経験ではないと思うので、とあと、自分的にも学生相手に実験してみたかったことがあったので、ちょっと挑戦。

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結論。

ちょっとポカンとしていた子もいたけど、感情移入? 出来た! とか、初見で読んでいるのに、や、素人で、かつ初見だったからこそなのかもしれないのだけれど、僕が聞きたかった素直な「声」をたくさん聞くことが出来て、すごく素敵な時間を過ごすことができました。

それにしても人間が喋るときって、言葉が先に立つのか、それとも感情(心)が先なのか。いやいや、そんなのどっちだっていい。とか、とかいろいろ立場があると思いますが、読んだ戯曲が平成7年とちょっとだけ旧い戯曲だったけど、それでもまあ現代語にほど近いタイプの戯曲で、みんな言葉そのものにはすんなりと馴染んでくれた様子でした。

で。だけどそれが「初見」で、「役作り」とか、ぜんぜんする余裕のない状態で、前後の文脈だけから関係を読みとって、言葉を声にして行くという経験。

自分の言葉を音声化するのにいっぱいいっぱいになるかと思いきや、上手くやろう、という欲目や失敗できない、という緊張がないからか、意外なほどみんな他者とのコミュニケーションもとれていて。一人二人演技経験のある子がいるんだけど、その子たちのほうが、若干、失敗してたかな。そのくらい、みんな素直な「声」を出してくれて、それがとても面白かったし、嬉しかったです。

しかし、なんだったんだろう。

いち演出家としての自分が表現したいことにとっても、実はここ、核心に触れている気がするのだけど、上手く言葉にできない。

言葉を声にすること。自分の持っている言語の文脈(コンテクスト)から、そのまま言葉を音声化する。登場人物の心理とか、物語の筋とか文体とかをいったん「留保」して。

だけどそこに、それなのに新鮮な声、新鮮な身体とコミュニケーションが成立し、立ち現われてくる。「演技」だけど「演技」じゃない。きっと。これは。といっても絶対に「素」とも違う何か。もっと強い表現がここに表れている気がする。人と人が関係を取り持つ上で、とてつもなく大切な何かがある気がします。ここに。

(竹内敏晴さんの『「ことば」と「からだ」のレッスン』を読み終わったところだから、ちょっと影響受けてるかな。)

だけど、発語をふくむ他者とのコミュニケーションが、どうしても所謂、臭い演技に堕してしまう瞬間ってあるし、世の中を見まわしてみてもそれが蔓延している気がするんだよな。

とまれ、次回はもっと短いシークエンスを探して、じっさいにセリフを覚えて貰ったらどんな「演技」が生まれてくるのか、実験してみたいと思っています。

学生以外にも開かれたゼミでやってるワークショップなので、ご興味持たれた方は是非矢野までコンタクト下さい。次回はおそらく9月下旬頃開催予定です。どうぞ、お気軽に。

  • 2012.08.18 (土) 00:19
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8月オープン稽古のご案内

8月のオープン稽古のご案内です。スケジュールは下記の下記の通り。基本的に毎日、呼吸法、重心のコントロール、メソッド等をやっています。

8月
2(木)@18:30-22:00
4(土)@18:30-22:00
7(火)@18:30-22:00
9(木)@18:30-22:00
11(土)@18:30-22:00
14(火)@18:30-22:00
16(木)@18:30-22:00
18(土)@18:30-22:00
21(火)@18:30-22:00
23(木)@18:30-22:00
25(土)@18:30-22:00
28(火)@18:30-22:00
30(木)OFF

稽古場所は応募頂いた方に直接メールでお知らせします。基本的にすべて世田谷区内(成城学園前とか、経堂とか)です。

継続的な参加、大歓迎です。単発でももちろん。どうぞお気軽にお問合わせください。

稽古場、お休みなどの変更は随時お知らせします。

可能であれば、(参加者がある程度見込めるときは、)基礎的なエクササイズ・メソッドだけでなく戯曲を読んだりしたいと思っています。

先日から三島由紀夫を読み始めました。(女優が揃ったら「サド侯爵夫人」を読みたいんだよなあ。)

※参加される方は前日までにご連絡ください。
※1月より基礎稽古参加の際に参加費をいただくことになりました。
参加費:500円/1回

参加者のレベルにあわせて進めていますので、初心者の方も大歓迎です。何かご不明な点がありましたら、お気軽にお問合わせください。

ではではご連絡、お待ちしております!

  • 2012.08.03 (金) 06:50
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東洋大学ワークショップ7/4

日付が前後しましたが、恒例の、非常勤で勤めている東洋大学の月イチワークショップの模様です。

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さすが大学。設備が整っていて、スクリーンに戯曲を大写しにして、みんなで(戯曲に目を落としたりなんかせずに)正面切って言葉を発するという経験をして貰いました。

前回に引き続き取り扱ったのは三島由紀夫の「班女」(「近代能楽集」より。)硬質でとっつきにくいテキストに過ぎたかなあと思いきや、みんな凄く素直で、ストレートに表現をしてくれました。特に身体に負荷を書けるというshelfの定番の演技方法を試したときはもう、圧巻だったなあ。面白かった。みんないいよ。素敵だったよ!

なんか盛り上がっちゃって石原先生からこれはもう、一本、芝居、短いの作らないかい? という提案が。学生たちもまんざらではない様子。ただ注文があって、もう少し音として聞いていて分り易い現代語のテキストを使ってはどうか? とのこと。うーん。現代口語と距離があったほうが、乗れるんだけどなあ。

や、探しますよ。現代作家のテキスト。最近同世代の劇作家の戯曲をあまり読んでいなかったから、絶好の機会です。

さて、何から手をつけようか。

あ良かったら皆さん、お勧めの戯曲・劇作家があったら教えてくださいませ!

  • 2012.07.14 (土) 04:46
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7月オープン稽古のご案内

7月のオープン稽古のご案内です。スケジュールは下記の下記の通り。基本的に毎日、呼吸法、重心のコントロール、メソッド等をやっています。

7月
3(火) 18:30-21:45
5(木) 18:30-21:45
7(土) 未定
10(火) 18:30-21:45
12(木) 18:30-21:45
14(土) 未定
17(火) 18:30-21:45
19(木) 18:30-21:45
21(土) 未定
24(火) 18:30-21:45
26(木) 18:30-21:45
28(土) 18:30-21:45
30(火) 18:30-21:45

稽古場所は応募頂いた方に直接メールでお知らせします。基本的にすべて世田谷区内(成城学園前とか、経堂とか)です。

継続的な参加、大歓迎です。単発でももちろん。どうぞお気軽にお問合わせください。

稽古場、お休みなどの変更は随時お知らせします。

可能であれば、(参加者がある程度見込めるときは、)基礎的なエクササイズ・メソッドだけでなく戯曲を読んだりしたいと思っています。

先日から三島由紀夫を読み始めました。(女優が揃ったら「サド侯爵夫人」を読みたいんだよなあ。)

※参加される方は前日までにご連絡ください。
※1月より基礎稽古参加の際に参加費をいただくことになりました。
参加費:500円/1回

参加者のレベルにあわせて進めていますので、初心者の方も大歓迎です。何かご不明な点がありましたら、お気軽にお問合わせください。

ではではご連絡、お待ちしております!

  • 2012.06.30 (土) 07:18
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ワークショップ@東洋大学

矢野が非常勤で出向いているワークショップ@東洋大学、今学期も始まりました。

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今まではコンタクトなどコミュニケーションプログラムを中心に組んでいたのですが、今日は思い切って、俳優向けの実践的な基礎訓練・ワークショップを実施。みんな着いて来られるかなと若干の心配もありましたが、なんのその、思いのほかみんな楽しんでくれて、特に「ホー」と呼んでいるみんなで声を合わせて声量をだんだん上げていって、また落としていくというエクササイズではみなさん何かしら心に響くものがあったようです。

ワーク後半は、テキストを扱いました。これもちょっと難しいかなと思ったのですが、無謀にも三島由紀夫の「近代能楽集」を読んでもらいました。

一回目の素読みではポカンとした空気が流れていたのですが、演出的なアドバイスを入れながら、体に負荷をかけたり、間(呼吸)をコントロールしたり、セリフを部分的に抜きで稽古をしたときにはみんな盛り上がってくれて、しかもみんなセリフが素直で。とてもいいセッションを楽しむことができました。僕もいろいろ発見があって楽しかったです。

次回は、7月4日(水)です。川渕も一緒に行く予定。一般の参加者にも開いているので、川越キャンパス、ちょっと遠いですが興味のある方はぜひコンタクトください。

次回も近代能楽集を読みます。

  • 2012.06.14 (木) 01:57
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