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ワークショップ、基礎稽古、ワークショップ

月曜日はatelier SENTIO prd.のshelfワークショップ。13:00~17:00@atelier SENTIOで、表現とコミュニケーションについてじっくりとワークを行う。参加者が増えて、しかも俳優志望でない参加者があったおかげでぐっと視野が広がってとても有意義な時間を過ごすことができた。参加下さった皆さんに感謝。

火曜日(昨日)は、shelf基礎稽古。俳優二人と僕との三人だけの静かな稽古場だったけれど、じっくりとからだをほぐした。ボディワークは日常的なメンテナンスがとっても大事。

肩甲骨を引き剥がす。肩甲骨は浮いている。肩甲骨は他の関節と違って唯一靭帯で固定されておらず、肋骨の上を滑る。筋肉の海に浮かんでいるなどと例えられる。

wikipediaで面白い画像を見つけたので転載。


ファイル 618-2.gif


通常タテ方向にしか伸び縮みしない筋繊維をヨコ方向に刺激してあげることで、繊維がビックリして元に戻ろうとする力を利用して筋繊維の構成を整理する。これはどちらかというと西洋医学のロジック。※

一方背中が固まっちゃってる人は、仕事で同じ姿勢を取り続けてるせいか、場合によっては胃が弱ってて、それを庇いがちでだからちょうど真裏の背中の筋肉に負担がかかってることもある。これはどちらかというと鍼灸とか東洋医学のロジック。

(※実はこれ、ずっとスポーツマッサージの理論だと思ってたのだけど、調べてみたらどうやらカイロプラクティックの方法の一つだった。横断リフレクション・マッサージというらしい。で、スポーツマッサージではこれを揉み返しが起きやすいので避けるように、つまり繊維の組織に沿った方向にマッサージすることを勧めている。うーむ。もっと勉強しなくちゃ。)

思い返すといちばん始めにからだのことに興味を持ったのは高校時代、陸上で怪我をしてスポーツマッサージの勉強をしたときかも知れない。けっこう厚い専門書を読んだのだけどあれはどんなタイトルだったかな。


ファイル 618-1.jpg


それにしても骨格標本が欲しい。ミニチュアの。写真は関係ないけど東洋大学石原研究室にいるアイボ。タカハシという名前(学生がつけたらしい。)で、名前を呼ぶと振り向く、バーカなどと罵ると目を赤くして怒る、とても可愛い奴。そういうわけで今週末(12/18)もワークショップ@東洋大学だ。

  • 2010.12.15 (水) 14:14
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  • Yasuhito YANO

呼吸とそれから身体について、他

今日は稽古場でいくつも発見があった。とても楽しい、有意義な稽古だった。

先ずは自分の身体について。呼吸をするとき、息を吸うときに背中に息が入る感じを感覚ではなく筋肉の収縮レベルで感じることが出来たこと。劇団員の川渕に外からも観察して貰ったんだけど、背中に息が入るタイミングが外からの見た目と内的な身体感覚とでちゃんと一致していて、それはちょっと、大きな収穫だった。前にも書いた体重の激減(4ヶ月で8g減)で、骨格筋が弱っていたから、そしてそこから体力が戻ってくる過程にあったからリアルに実感できたのだと思う。小さいけど大きな収穫だ。

そしてもっと大きな収穫が、次回公演出演者である俳優Kの身体についての気づき。Kについては、次回で3回目のshelf作品への出演になるのだけど、今回割とじっくりメソッドをやっていて、昨日、メソッドをやるときには身体のラインが見える格好をしていたほうがいいよ、という話をして、(それまで彼女は割とゆるいパンツと大き目のTシャツを好んで着ていたのだった。)それで今日、彼女がタイトな格好をして来てくれて、それで始めて! 気付いたのだけど、身体の軸の捉え方について、ちょっと間違っていたのだ。彼女は。腹筋というか(多分、腸腰筋だと思うのだけど、)腹部の筋肉の使い方と、あと内転筋の使い方、特に膝とつま先の向きが同じでなくズレていたことに外から見てみて始めて気付いて、(だってそんなの同一方向に揃っていると思い込んでいたから!)それを修正したら、劇的に身体の軸がブレなくなったのだった。彼女自身、自分の身体の中に細いけれどピアノ線くらいの軸を発見したと言っていて、コツを掴んでくれたみたいで、とても良かった。

そうそう、あと、いつも彼女は稽古中僕が喋ったことをメモったりしていることが多いのだけど、今回はメモを取っていなくて、それもなんだか面白かった。だってメモれないのだもの、こういう身体感覚の気づきは。こういう気づきは、身体で覚えるしかない。彼女にも「メモらないの?」って聞いたら、「出来ません(笑)」って。自分でも笑っていたのがとても印象的だった。

あすは稽古OFF。僕は芸団協の表現教育セミナーに参加する予定。内容は、「高等学校における演劇の授業の実際と課題」。

対象が、「高校で演劇教育に携わる実演家、または、演劇教育に関心のある学校教育関係者」となっていたので、自分は今、実際に高校で演劇教育に携わっておらず(経験は多少あるけれど、)それでも参加資格はありますか? と問い合わせたところ、「対象と書いておりますが、こちらのセミナーはもう少し幅広く、高校での演劇教育に関心のある実演家などのお申込みも受け付けております。過去に表現教育を受講された実演家の方には、定期的にブラッシュアップという形で、お時間許す限り、勉強会などにも参加していただきたいと思いましたので」、とお返事を頂いたので、参加することにしました。

いろいろ、長い目で見て自分が何をしたいのか。何をして行くべきなのか。もっともっと考えていかなければと思っています。モノゴトの本質に気づくか気づかないか、は、けっきょく自分の意識の持ち方次第なんですよね。うん。頑張ろう。

  • 2010.08.24 (火) 00:30
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  • Yasuhito YANO

呼吸

凄く当たり前のことなのかもしれないけど、基礎稽古をしていて最近気づいたこと。呼吸について。10カウントという1から10までをロングトーンで息を吐きながら数える。それも一定の圧で同じ太さで息を吐き続けて、それにあわせて指を開きながら、感覚も同時に開いていく。というトレーニングがあるんだけど、それをやってて気づいたんだけど、息が苦しくなって息を吸う、のだけれど息を吸ってる時はその息の苦しさは楽にならなくて、実際には息を吐いているときにこそ息が楽になるということ。

考えてみれば当たり前で、息を胸いっぱいに吸っているときには酸素は肺の中に充満しているだけで身体を巡っていない。息を吐いているタイミングにこそ、酸素は身体を巡っている。そんな単純なことを、稽古をやっていて最近になってようやくリアルに体感したというか、息を吐いているときに視界が開けて感覚が開けて行くのを体感して、とても面白かった。

ファイル 574-1.jpg

ところで上の図は鳩の身体の気嚢(きのう)。気嚢というのは、そこにいったん空気を蓄えることで、鳥類の肺がそうなんですが、息を吸ったときだけでなく、吐いた時にも新鮮な空気が肺に流れ込むのだそうです。(ヒトなどの肺では、吸い込んだ酸素と、吐いた二酸化炭素が混ざり合っている。)着色されている部分が、気嚢というとても薄い膜からなる袋だとのこと。たいていは5対あって、腹部のかなりの部分を占めていて、首のあたりにもあります。

鳥類の骨には穴や空洞があいているのですが、かつてこれらは体を軽くするためと考えられていました。しかし実際には、これらの構造は、気嚢の一部が骨の中にも入り込んで、含気性構造をした骨(含気骨)を形成しているからなのだそうです。  

今日、日中NHKを観ていて知ったのですが、現生鳥類にある気嚢(きのう)が、恐竜(獣脚類)にも存在したらしいことがわかったそうです。気嚢という構造を持っていたから、あの巨体にして俊敏な運動を可能にしていた。

全然知らなかったよ。

気嚢、いいなあ。あれ欲しいなあ。と稽古の帰りに妻が呟いていました。

  • 2010.08.22 (日) 23:25
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  • Yasuhito YANO

例えば倍音の構造について知りたい。

音声の、あるいは音そのものの構造、豊かさについて。たとえば倍音ついて、ネット上でいろいろ調べてはみたのだけれど、実演家としてはどれだけ詳しく教えられても(記述されていても)情報だけではらちがあかない。 wikipediaの倍音の項目なども、相当詳しく書かれているのだけど、やっぱり体感が伴わないと実際に使うことは出来ない。

声楽とはまた異なる仕方で、演劇の現場において倍音などを自在に扱えるよう、豊かな音声表現の方法を獲得したい、と常々思っているのだけれども。どこかにそういったことを体験的に教えてくれる場所はないだろうか。あったら教えて下さい。けっこう切実に知りたいと思っています。

  • 2009.07.01 (水) 01:41
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コメント一覧

| A.オリゼー url (07.01 02:18) 編集・削除

やっぱり、倍音といえばホーミーかな、
と、このURLを貼っておきます。

http://nodouta.dtiblog.com/blog-entry-18.html

もう知ってるかな?
高円寺のカフェバーを経営されている方らしいのですが、レッスン料、安いよね。

是非、体験談を聞きたいものです。

| いにょ (07.08 01:35) 編集・削除

今日はお疲れ様。楽しかったよ〜。

今日、門番役(?)二人が同じ台詞を喋るのを見てこの話を思い出していたんですが、
その後帰ってきてふと思ったのは、
倍音を一番上手く利用しているのは宗教関係ではないか?ということ。

例えば仏教における読経の声とか、
ヨーロッパの石づくりの教会の残響とパイプオルガンの響き。
そして西洋の宗教曲(合唱曲)の響きの完成された美しさ。

ちなみに倍音を観る、という意味では、オシロスコープを使ったり、
パソコンで録音した音の波形を表示することで視覚的に観ることができます。

更に周波数分解することもできるけど、
そんなことをしなくても、母音を変えると倍音構成が変わって
波形に細かい振動が観られるようになったり、
純粋なサイン派に近づいたりするのを見るのは結構楽しいです。

あと倍音を聴くのはギターのハーモニクスとか。
弦に触れておくことで、特定の倍数の音だけを鳴らすんですが、
逆にハーモニクスを鳴らす為に触れる場所を弾くことで、
反対にその倍数の音を鳴らさない、ということもできたりします。

わかってくると、いろいろ遊べて楽しいですよ〜。

| 矢野靖人 url (07.14 20:03) 編集・削除

> いにょ さん

コメント有難う。久しぶりに会えて、僕も楽しかったです。倍音について、いちばん上手く利用しているのは宗教関係ではないか? 確かに。そういう意味では、演劇でもきちんとそのことを捉まえておくのは、けっこう重要なことかも知れませんね。

読経もパイプオルガンも、音の響き方という同じ観点から考えなおしてみるといろいろ面白そうです。

京都には、今度は劇場作品を持ってまた10月に行きます。新作です。また劇場で会えれば嬉しいです。

わざわざお立ち寄り頂いた奥様にも、どうぞよろしくお伝えください。

骨盤を締めるってどういうこと?

この図などを見ると、例えば「腰を入れる」というときの腰の位置が、いわゆるウエストの位置よりずっと下で、太ももの脇の骨の出っ張り、大腿骨の付け根あたりを意識したほうがより近いことが よく分かる。

ファイル 327-1.jpg
※クリックすると図が拡大します。

OK
骨盤を締める場合、引き締めるポイントとなるのは、太もも脇の骨の出っ張り(大転子)。ここにベルトの下端がかかるようにして締めると、骨盤が安定する。すると、内臓も正しい位置に入り、下腹もすっきるする。

NG
腰骨のあたりを締めてしまうと、てこの原理でかえって坐骨の間が広がってしまう。すると、骨盤内にあるさまざまな臓器が、下に落ちてくる。下腹がぽっこりと出てしまい、骨盤はかえってゆるんでしまうことになる。

(「日経ヘルス」 2009年5月号)

ファイル 327-2.jpg

腰と骨盤には強い部分と弱い部分がある
腰椎から骨盤にかけての骨格で比較的強度が高いのは、骨盤に組みこまれた仙骨(せんこつ)とその上の第5腰椎(ようつい)。強い部分で体を支える方が、体から余計な力が抜ける。

(「日経ヘルス」 2009年5月号)

  • 2009.04.24 (金) 20:23
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