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劇作家協会“月いち”リーディング

先週土曜日(1/29)、劇作家協会主催の“月いち”リーディングに参加して来ました。

先日、ひょんなことから事務局の担当の方と知り合いになり、この“月いち”リーディングに出演できる俳優を探しているとの話を聞き、企画の概要を教えて貰ったところ面白そうな企画だしリーディングは過去に横浜で企画をプロデュースしていた経験もあるので、と、知り合いの俳優を継続的に紹介することに。

でもって今回はある程度非日常的な、ナチュラルでない台詞を喋れる男性俳優を。とのことだったので一徳会/K・A・Gの前島さんとズッキーを紹介。せっかくだからと一徳会の石井君と稽古(読み合わせ)から参加させて頂くことになって、当日14:00、石井君と待ち合わせをして、座・高円寺に。

ファイル 629-1.jpg

会場は地下3Fの稽古場3。初めて入ったのだけど、座・高円寺、いい劇場です。ロビーも開放的で、最上階にカフェがあって、人が常に出入りしていて賑わいがある。

なんて気軽に構えていたら、ここでちょっとハプニング。出演予定の俳優さんが一名、スケジュールを間違えていて来られないことに…。え、え? どうするんだろう? と思っていたら、担当の事務局の方が僕と石井君の前に歩いてきて、

「申し訳ないんですけれどどちらか、代わりに読んで頂けませんか?」

石井君と顔を見合わせるも、僕が引っ張ってきた石井君に無理をお願いするわけにも行かず、思わず、

「あ、はい…分かりました。」

と、そんなこんなで見学のつもりが急遽出演することに。戯曲を事前に送って貰って、自分が演出するとしたらどうするだろう? なんて気軽にだけど前もって考えながら読んでおいて本当に良かった。

その後の流れは、14:00~17:00までが読み合わせと打ち合わせ、17:00から一時間休憩を取って、18:00から観客を入れて(40名くらい?)企画の第一部のドラマ・リーディングを開始。19:30位に終わって、そこから第二部の劇作家へのフィードバックとディスカッション。21:00終了、その後懇親会という流れ。

いやはや、突然出演することになったりして、いろいろとっ散らかってアレだったけど、それでも参加して良かった。“月いち”リーディング。面白かったです。とても良い企画だと思います。

後半は四部構成。作品への良いところ出し → 作者から観客(や俳優)への質問 → 観客から作者への質問 → フリートークという流れ。

面白いのは、作家によってはこの四部構成の前半部分、ほめ出し+作家からの質問まだだけで止めたい人は止めてもいいというところ。あくまで人を“育てる”ための企画で、育てるということについて、とてもデリケートな配慮がなされていることが終始感じられる気持ちの良い場でした。

個人的にも二部がとても面白かった。この企画は二部が本番、とはまさにその通りで、リーディングし終わったばかりの戯曲に対して、他の“担当劇作家”がコメントする。良いところを出して、作家から質問を受けて。

担当劇作家の資質にもよるのかもしれないけど、作家それぞれのドラマツルギーが浮き彫りになって、ああ、作家というのはこういうことを考えて生きているのか。と、いろいろ勉強になりました。一つの戯曲の改善点を挙げるのに入射角がいろいろで、そうかそういう方法があるのか、とかとか。

土田さんの「キャラクターを深めることによってそこからドラマが生まれる。」という発言とか、鐘下さんの、いちいちモチーフに社会性を絡めてなされる発言とか、非常に勉強になりました。近代をただなつかしむのもよくない気がする、とか。

FPAPの高崎さんも福岡からいらしていて、事務局の方を始め、劇団劇作家の方とか、いろいろな方とお話でき交流が持てたのもとてもよかった。

“月いち”リーディング、次回は3月に、 play unit-fullfullのヒロセエリさんの戯曲を取り上げるそうです。時間を作ってまた参加してみたいと思います。

  • 2011.02.01 (火) 17:53
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  • Yasuhito YANO

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月いちリーディングの感想 from PINstage高崎の「さくてきブログ2」
月いちリーディングおもしろかった。おもしろかった柱は3本1本目戯曲をリーディングであじわって、その戯曲についていろいろ思考したり、他の参加者の意見を聞いたり、作者の意見を聞いたり、講師の意見を聞いたり、...
2011.02.03 (木)$ {TRACKBACK_HOUR}:52 受信