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朝日新聞に公演紹介記事が掲載されました。

少し前の日付ですが、朝日新聞にも公演紹介記事が掲載されました。これで中日、朝日、読売三紙でご紹介戴くことができました。有難いことです。明後日からはいよいよウィークBが始まります。みなさんどうぞお見逃しなく!

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気鋭の劇作・演出家4人競演
名古屋で中・下旬、「千種セレクション」

 名古屋と東京の気鋭劇作・演出家4人が円形劇場の特徴を生かした自信作を競演する「千種セレクション」が今月中・下旬、名古屋・吹上の千種文化小劇場で開かれる。1時間程度の作品の2本立てで計8回上演する。
 ▽ウィークA(18、19日午後7時、20日午後1時・5時) 想像力を喚起する作風の劇団「よこしまブロッコリー」は「惑星の軌道」。人と人との関係性を「会話の何げない機微を通して紡ぐ物語」と劇団代表で作・演出のにへいたかひろ。矢野靖人率いる「shelf」は矢野の構成・演出で「エピソード、断片―鈴江俊郎中期テキストから―」。独特の哀しみとユーモアに富む鈴江戯曲を通して演劇と社会、人間と社会のかかわりを描く。
 ▽同B(25、26日午後7時、27日午後1時、5時)演劇ユニット「トライフル」は旗揚げ作品「地上から110㎝」。C型肝炎を治療している父と家族を通して「人間の自立を表出する」と主宰者で作・演出の片山雄一。劇団「第七劇場」は主宰者鳴海康平の構成・演出による「かもめ」。2007年初演作=写真=の新演出版で、チェーホフの名作を軸に「他者の存在が自分の存在を証明できることを描く物語」だ。
 1ウィーク券3500円、2ウィーク券6千円。電話052・745・6235(同小劇場)。
(桐山健一)

2010年2月12日 朝日新聞

  • 2010.02.23 (火) 23:38
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  • Yasuhito YANO

千種セレクション ウィークA、無事終了しました。

残念ながら満員御礼とはいきませんでしたが、それでもおかげさまで多くのお客様に作品をご覧いただくことができ、たいへん好評のうちに幕を閉じることができました。

ほとんど受入れカンパニーのように制作的なことから舞台裏のことまで手配して動いてくれたよこしまブロッコリーの皆さんには本当に感謝のしようがありません。有難うございました。東京公演が実現した際は全力でお手伝いさせて頂きます。今後ともよろしくお願いいたします。

作品については、久しぶりに現代作家のテキストを扱う、ということでいつもと色々と勝手が違い、創作の過程ではずいぶん苦労しましたが、終わってみればいつものshelfらしい、張り詰めた空気のなかに切なさの溢れるとても良い芝居になったのではないかと思っています。この作品もまた、いつか是非とも再演をしたい、そんな作品の一つになりました。

終演後のアンケートも、いつもとても楽しみに読ませて頂いているのですが、重かった。少し難しかったという反応のなかに、それでも、すごく良かった。こういう芝居がずっと観たかった。というような嬉しい感想から、なかには、日本語はきれいだと思った。鳥肌が立った。すべてが繊細でゾッとしました。などという素敵な感想もあって、本当に苦労して作った甲斐があったと思いました。ご来場いただいた方には改めてお礼を申し上げたいです。本当に有難うございました。

千種セレクションは明後日(木)よりウィークBが始まります。

何度も書いているけど本当に自分が見届けられないのが残念でなりません。第七劇場の「かもめ」は、僕は初演を見ているのだけど第七のなかでもいちばん好きな作品の一つだし、今回さらに「かもめ」のテキストを削って他の小説からの引用の比率が増しているというから、鳴海君の作家性が前面に出ていること間違いなく、それは何としても見届けておきたかった。

片山さんのトライフルは、今後何年かに渡って名古屋で滞在制作を続ける企画ユニットの旗揚げ公演。7年以上公演やワークショップで名古屋に通い続けてきて、ついに彼が名古屋という土地に根を張った仕事を始めるのかと思うと、いったいどんな思いと決意が詰まった作品になるのか、想像するだにわくわくします。

僕らの愛する演劇の公演は、作品としてパッケージ化された商品であるよりか、立ち会うべき事件といった方がよいようなひとつの出来ごとです。千種セレクションという企画、そしてウィークBの二作品はその意味で、名古屋で間違いなく一つの事件となって後々に語り継がれる作品になることと思います。少なくとも僕はそう願ってやみません。

本当に、一人でも多くのお客様に劇場に足を運んで頂きたい。ご観劇ご予定のお客さまはぜひお友だちお知り合いをお誘い合わせのうえ、迷っていらっしゃる方は、僕が保証します。とにかく観に行って下さい。面白くなかったら矢野が個人的にチケット代を返金してもいい。

アゴラ劇場の支援会員制度のコピーではありませんが、観ることは育てることです。それは単に作品を育てる、アーティストを育てるということだけではなく、未来の、私たちの子供や孫たちのための文化の土壌を耕すことだと思っています。

どのくらい時間のかかる仕事かわかりません。しかし最初の一歩は間違いなく、劇場へ足を運んで下さる皆さんの一歩から始まるのだと思います。今回の企画に限らず、一人でも多くの方が、たまにで構いません、劇場に足を運んで下さる世の中になることを僕は願ってやみません。演劇を、舞台芸術を愛する皆さん。どうかご協力よろしくお願いいたします。

  • 2010.02.23 (火) 09:24
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コメント一覧

| 滝沢 (02.23 23:28) 編集・削除

ウィークAの公演、本当にお疲れ様でした。

shelfさんの公演を初めて拝見しましたが、間も沈黙も立派な言葉であり台詞なんだなと発見しました。

私はまだまだ未熟者ですので、台詞を喋ってないと怖い所があります。近年はまだマシになってきた方ですが。
でも、それらをも「言語」にしている役者さんは強いと思います。こちらでの観劇体験を糧にこれからも芝居を頑張っていきたいと思いました。

これからも頑張って下さい。陰ながら応援しています。
ウィークBを都合がつけられず観に行けないのが残念ですが、成功を心よりお祈りしています。

| 矢野靖人 url (02.23 23:51) 編集・削除

> 滝沢さん

コメント及び応援メッセージ、有難うございます! とても嬉しいです。有難うございます!!

間も沈黙も立派な言葉であり台詞、確かにそうですね。稽古場でも台詞を喋ることに急がないよう、繰り返し俳優に指示を出していました。といって、ただ黙ってるだけでは間が持たない。ので、濃密な沈黙を作りだすことにはとても苦労しました。

ウィークB、ご覧いただけないのは残念ですが、機会がありましたら是非また劇場でお会いしましょう。shelfは、今年は難しそうですが、来年の初めにはまた名古屋で公演を行おうと思っています。

またワークショップなどの企画も考えていますし、そうでなくとも劇場ロビーなどでお見かけになりましたらお気軽にお声をおかけいただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いします!

舞台写真 「エピソード、断片―鈴江俊郎中期戯曲より―」

今回の舞台の舞台写真を一部公開します。撮影は新井亮さん。よこしまブロッコリーの紹介で初めてお願いした方なのだけれどもとっても素敵な写真を撮って下さいました。感謝!

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  • 2010.02.20 (土) 01:42
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初日、無事に開けることが出来ました。

千種セレクション、無事に初日の幕が開けました。昨日は客席に見知った顔が多かったな。わざわざ東京から駆けつけてくださった演劇評論家のKさんに、いつもお世話になっている名古屋の評論家のAさん、双身機関のジャコウさんや愛知県文化振興事業団のTさん。いつもshelfの公演やワークショップには必ず駆けつけてくれるSさんらも観に来てくれていた。他にもたくさんいらしてたと思う。ご挨拶できなかった方も多かった。申し訳ない。皆さん本当に有難うございました。

おかげさまでウィークAよこしまブロッコリー、shelf共に好評です。新作、しかも久しぶりの現代戯曲ということでずっと張り詰めていた気持ちが、終演後のロビーのお客様の表情を見てようやく少し緩めることが出来ました。

といってもまだ二日あるので、きちんとまた今日から気を引き締め直して臨まなければなのだけれども。

今日は16:00~シンポジウム“地域はさらに広がっていく”があって、そのあと19:00から本番があります。東京から第七劇場の鳴海君も本番前なのにわざわざ駆けつけてくれる予定。よこしまブロッコリーのにへいさんと名古屋に長期滞在中のトライフル片山さんとまた4人で喋ります。

ウィークAの公演は明後日2/20(土)まで。明後日は13:00の回と17:00の回があります。そしてそのあとは来週2/25(木)~ウィークBが始まります。ウィークA、Bともに残念ながらまだお席に余裕のある日が多いです。ウィークBといえば、僕らは来週鳥取なので、残念ながらウィークBを見とどけることができません。なので、どうか皆さん代わりに見とどけにいらしてください。今週のshelf、よこしまも勿論ですが、来週のトライフルと第七劇場は必見ですよ。皆さん、よろしくお願いします!

  • 2010.02.19 (金) 10:15
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千種セレクションVOL.1 いよいよ本日初日です。

昨日朝からの場当たりを終えて、場当たり後に練習室に移動して少し稽古をして、いよいよ本日ゲネプロ→本番初日を迎えます。問題だった演出の仕掛けもけっきょく劇場の技術スタッフの方に手伝って頂き! 何とか滞りなく行えそうです。

それにしても劇場付きのスタッフさんが本番の仕掛けも手伝ってくれるなんて、普通ないですよ。素晴らしいことだと思います。千種座、制作スタッフだけでなく技術スタッフも素晴らしいです。皆さん非常に熱心で、演劇を愛していらっしゃる方ばかりの劇場です。

shelf作品をご覧いただきたいのは勿論ですが、今回の公演の特色は何といってもこの千種文化小劇場という劇場主催事業であるということ。地域から創造発信、そして今後は地域間交流の拠点としての活動展開を目指す一つの小さな劇場の、最初の小さな一歩です。

東京や全国各地で自主製作事業を行っている有名劇場に比べると決して多くはない予算、そして圧倒的に不足しているマンパワーのなかで、それでも最大限のものを届けようと劇団だけでなく、劇場スタッフもともにみんな必死で頑張っています。名古屋の文化状況の明日を背負わんとする気概溢れるこの大きな試みに、名古屋の皆さんにはぜひ立ち会って頂きたい。地元名古屋で活躍する演劇人、地域の文化の発展と交流に関心のある方にはぜひ足を運んで“参加して”頂きたい企画です。

劇場で皆さんにお会い出来ることを楽しみにお待ちしてます!

  • 2010.02.18 (木) 08:11
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