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shelf10月公演ツアー全日程が終了しました。

9月1日から一ヶ月間の稽古期間を経て、10月まるまる一ヶ月近くに渡って行ったshelf第10回公演。名古屋、東京、京都と三都市を巡った、shelfとして初めての長期公演でした。おかげさまで合計20ステージ、820名を超えるお客様にご来場頂くことが出来ました。本当に有難うございます。

東京でやっていても同じなのですが、他地域に行くとよりいっそう、自分たちの活動がじっさい多くの人々に支えられ、ようやく成り立っているものなのだ、ということを強く実感します。特に京都公演の成功は、名古屋のように自分の生地でもなければ縁も所縁もないなかで、よくぞあれだけ多くのお客様にご覧いただくことが出来たものだと思います。

ギリギリまで広報・宣伝にご協力頂いたアトリエ劇研のスタッフの皆さんをはじめ、こちらのお願いに快く応じて下さって、授業やブログで本公演をご紹介下さった小暮宣雄先生、京都の老舗劇団や劇研ラボの生徒さんたちを集めて下さったトーク・ゲストの平岡さん、ギャラリーや美術館の関係者を紹介して下さったアマノ雅広さん、京都新聞の森さん。そして当日フロントスタッフとして公演を支えてくれた高澤さん、坂しおりさん、森衣里さん。他にもたくさんの、本当にみなさん一人ひとりのお力添えがなければ、まったく成り立たなかった公演だったと思います。

改めてお礼を申し上げます。本当に有難うございました!


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写真は京都公演最終日、午前中に立ち寄った宿泊先近くにあるギャラリーにて。

ここで個展を開いている現代美術作家の Chris Nelson さんが、前日の公演を観て下さっていて、折角のご縁だから、と、スタッフと劇団員みんなで立ち寄ったときのもの。(劇場入りまであまり時間がなかったったので、無理を言って少し早めにギャラリーを開けて貰ってしまった。有難う、ネルソンさん。)


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Chris Nelson Solo at Gallery YURAGI
http://www3.atword.jp/inscape/2009/09/29/chris-nelson-solo-at-yuragi/


ネルソンさんの作品は、空間を再定義するようなサイトスペシフィックなインスタレーションがメイン。今回も、薄いプラスチックのフィルムを素材に、羽衣のような細長い紐が庭園にゆらぎ光を反射して風景を映し出すものと、室内でほとんど風などないのに人の動きにあわせて空間の揺らぎを可視化させるもの、などで、

彼の言葉を引用すると、

鑑賞者は、自分と作品や空間とのつながりを意識することができます。作品は、鑑賞者がどのようにギャラリーに入り、どんな方法で作品に近づくかにより、直に反応します。鑑賞者の動作は、目に見えない空気の動きを作り、そしてそれはアートによって可視化されるでしょう。一方、半透明のプラスチックは、光や背景にあるものによって表面の色が変わります。これにより、新たに作品と空間、作品と鑑賞者の関係を深めることになります。

という部分がとても面白く。慌しいツアーの最終日に、このような日常の微細な揺らぎを再認識することの出来るような作品に出会うことが出来て本当に良かった。忙しさにかまけて、本当に大切なものが何なのか、それをともすればつい、忘れがちになっていたことを思い出しました。

ネルソンさんとは、彼が舞台芸術とのコラボレーションにも興味があるとのことで、だったらいつか是非! と、連絡先を交換し合ってから別れる。

本当に再会を願いたい。取り敢えずお礼のメールをしなきゃ。

  • 2009.10.28 (水) 22:52
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  • archive::「私たち死んだものが目覚めたら」
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  • Yasuhito YANO

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