twitterに作家のための「ストーリーの書き方」というアカウントがある。面白いツイートが多いのでフォローしているんだけど、そのなかに今日はこんなツイートがあった。
三人組を活かせ。登場人物が二人なら人間関係は一つ。もう一人、人物を加えれば、関係は七つに増える。(フランク・ハウザー)出典:http://t.co/Ak3tDZG0tx
— ストーリーの書き方 (@kakuniha) 2015, 4月 28
そう。J-P.サルトル「出口なし」は、登場人物が3人であるということにとても大きな意味がある。(ホントはボーイを入れると4人なんだけど。)登場人物が三人で、出口のない状態。どん詰まり。というと、どうしたって以前に一度取り扱ったサミュエル・ベケットの「芝居」のことを思い出す。
で、ベケットの「芝居」といえば、大好きな俳優の1人、アラン・リックマン(Alan Sidney Patrick Rickman)が出演しているこの映像作品がとにかくすごいのだ。
この疾走感が堪らない。
英語ならではの(?)子音を立てての速射砲のような言葉、言葉、言葉...だけどこの“疾走感”が、実は今作ってるJ-P.サルトル「出口なし|Huis clos(1945)」にも必要不可欠なんじゃないか? と僕は今回、そんなふうに読んでいる。