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百景社アトリエ祭2015

昨日は本番前の最後OFF。一日かけて、土浦まで百景社アトリエ祭を観に行ってきました。あいにくのお天気なのに客席は満席のアトリエ祭は昨日が最終日。客席には高校生や大学生、なかにはご高齢の方もいて。ここにアトリエを開いてからの2年間、志賀君たち百景社メンバーがどのように拠点を育ててきたのかがうかがわれます。たいへんだろうけど、きっととても遣り甲斐のあることなんだろうなあと。

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百景社アトリエ祭2015
http://www.hyakkeisya.org/atelier15.html

一本目は、shelf次々回作は、5月の『出口なし』に客演してくれる文さんの出演している鎌ヶ谷アルトギルドの新作、『いつも心に太陽を』(作/つかこうへい)を観劇。期待を裏切らない男芝居。素晴らしかったです。拍手。

石井君の演出とつかこうへい戯曲とは、頗る相性が良いのだと思う。何年か前に観た『熱海殺人事件』が、実はずっと個人的な石井演出のベストだったし。

だけどそれ以上に今作は、しかしぶ厚い大樹の幹のような肉感の溢れる、それだけでなく、はにかむような、或いは人を騙くらかして引き込んじゃうような笑みと、少しの悪意を潜ませながらそして、かつてつかこうへいが注いだ社会的弱者やマイノリティに対する限りない愛を丸ごと飲み込んで自分のものにしたような。まあ、僕なんぞにしのごのいわれるような余地のない、凄い作品でした。感動した。

2本目は百景社の『ロミオとジュリエット』。これにはすっかりヤられました。『ロミオとジュリエット』といえば、大迷惑な若者の身勝手な恋に振り回されるラブ・ロマンス(ラブ・コメディ?)と思い込んでいたのが、まさか、昨今の過激派による連続テロ事件や、世界に広がる憎悪の連鎖、この不穏な世界のどうにもやりきれない哀しさを映し出そうとは。

あと、客演の八木君が本当に素晴らしかった。もちろんそれは演出の志賀君の大胆な仕掛けが功を奏していたのだけれど。

打ち上げにもお誘い頂き、ずいぶん遅くまでお邪魔をしました。岐路は霧に包まれての常磐線。芝居を観て、いろいろな言葉を人と交わし、いろいろと発奮させられました。


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shelf volume19[deprived]@横浜TPAM初日まであと4日です。
 

  • 2015.02.09 (月) 12:02
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  • Yasuhito YANO

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