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目的と名前のない「場」の共有について

ふと思い立って、先日4/11(木)、東洋大学の演劇ワークショップが終わってから、事前に示し合わせて、19:30くらいから池袋でアマヤドリ(元・ひょっとこ乱舞)の広田淳一と話しをする機会を作りました。

というか、飲みました。

以前からときどきtwitterやfacebook上で彼がつぶやいてることがとても面白くって、前から一度話してみたいなあと思っていたのですが、先日の彼の、SNS上での僕は「社会派」だ、宣言に特に興味を引かれて。

考えてみると、演劇って、社会と隔絶した場所では為し得ない集団芸術ですよね。一人じゃ作れないから集団を必要とするし、今・ここに立ち会ってくれる観客も必要。そうすると必然的に、社会(コミュニティ)について多少なりとも考えなければ、そもそも演劇は創作できない。のではないか。そう考えると僕も立派な「社会派」だし、話は変わるけど「前衛」なんかでもある。という自負がある。

なんてことを考えていたのですが、それからちょっと時間があって、いろいろ経緯があって、一昨日無事に一緒に飲むことが出来ました。きちんと話をするのは、ほぼ、お互い初めて。(思い返せば、観察結果としては広田君って実は人見知りなんだねw)でも、楽しかったなあ。

ホントは上に書いたように劇団を運営すること、「作品」を通じて、社会と向きあうことの可能性と重要性について、の話なんかが、広田君と出来ればなあ。と思っていたのですが、

折角だから、とfacebook上で友人・知人に向けて同席者募集したところ、当日の告知にも関わらず、ご一緒されたい! という方がとても多く。最終的にはアマヤドリ劇団員の小角さん、フランス帰りのクラウン・ラブリー恩田さん、劇評などを書いてらした柳沢望さんの参戦で、なかなかに賑やかで楽しい夕べになりました。

しかし、本当にいろんなことについて、みんなで喋り倒したな。

演劇や俳優技術や、集団のことについて、などから、二年間フランスに留学して、ル・コックに学んだクラウンのフィリップ・ゴーリエ氏に師事してきた恩田さんの、日本とフランスの俳優訓練の違いについて、など、など。ホント、話題につきませんでした。あっという間の3時間だった。

場所は池袋のバー・アドミラルというお店。shelf立ち上げのときに制作を手伝ってくれた、早稲田出身の劇作家でコピーライター上田君とその仲間が経営している、ちょっと狭いけど、美味しいお酒とつまみが揃っている素敵なお店です。

ファイル 1021-1.jpg

写真は最初に頼んだおつまみの盛り合わせ三点。

しかし振り返って思うに一昨日の飲みの席が楽しかったのは、特定の利害関係や政治的な目的のない、ある意味無目的な?「場」を設けることが出来た、ということが、いちばんの楽しかった理由のひとつかなと思いました。

同じ飲み会でも、稽古後、とかだと、どうしても目先の本番の話に話題が収斂してしまうし、本番後もまたしかり、で観たばかりあるいは終えたばかりの作品の話ばかりになりがちだし。

ともかくも、久しぶりに、中長期的な視野でモノゴトを考えたり、話したり聞いたり、それがしかも誰もが無責任に放言出来る「場」を持てたのが、好かった。観客がいたり、Ustとかで中継されてたりすると、なんか、体裁整えなきゃな意識が働いちゃうんだよね。良くも悪くも。

最初は広田君と差し飲みするはずだったこの企画、矢野が話をしたい人と話をする、飲む。というだけの企画ですが、なんとなく今後も月イチくらいで続けてってみようかなと思っています。とはいえあんまりオープンにしたくないので、メインゲストと矢野と、どちらかに面識のある方のみ、参加者もせいぜい5-6人程度に限定して、密に、だけどだらだらと喋りたい、かな。

ま、いずれにしても次からはもちょと早めに告知しますね。気になる方は、お手数ですが、僕のfacebookをチェックしてて下さいませ。よろしくお願いします。

  • 2013.04.13 (土) 07:16
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  • Yasuhito YANO

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