shelf prd.


ご挨拶/今回の企画の経緯と趣旨、について

普通劇場・大岡淳氏から4月、麻布die pratzeを僕らの代わりに使わないか、という打診があったときには、既にこの公演まで一ヶ月を切っていました。

たまさかその前の週末に、名古屋で演劇オープンラボ#3というワークショップを実施していて、またC.T.T.という試演会にそこで作った小作品を発表予定でしたので、それをそのまま持ち込んでも好いだろうか? それならば、実現の
可能性があるかもしれない―――

shelf作品は30分に満たない小品なので、出来れば他の団体にも声をかけ、オムニバスというか、テーマに沿った2〜3作品の、カタログのような公演にしたい。

じっくりと時間をかけて完成された作品を劇場に持ち込む。そんなことが演劇のすべてじゃないし、コンセプチュアルで、過剰に形式化された「コンテンポラリー・アート」のような作品も在れば、大道芸のような話芸、身体パフォーマンスだってある。あるいは、劇場に成立している(と錯覚せられている) 観る/観られる 関係性をいったん壊してしまって、その上でもっと自由に、「演劇」を楽しむことは出来ないだろうか?

そんな思いでいろいろな方にご相談したところ、各地・各方面から、非常に魅力的な出演者が駆けつけてくれました。このような企画コンセプトをご了承頂いた劇場の皆さま、M.S.A.Collection 関係者の皆さまのお心遣いには、感謝して止みません。短い作品ばかりですが、しかしどの団体も、所謂「演劇」の世界からは軽やかに距離を取り、伸びやかにパフォーマンスを楽しんでいる方々ばかりです。

さらに! 今回、当日会場に No Smoking Cafe modelT *1 が出張バーを開設してくれることになりました。各回限定10杯の真っ赤なチェリーのベルギービールの他、東京では恐らくここでしか飲めない、川越の高級地ビールご用意して、皆様をお待ちしております。

普段とは少し違った劇場の横顔を眺めながら、ライブとカフェをお楽しみ頂ければ幸いです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

shelf 矢野靖人

*1 劇場のご協力で客席裏のバースペースが、今公演期間中に限り、完全禁煙のカフェになります。ご注意下さい。

[日時] 2007年4月24日(火)〜25日(水)
24(火)
25(水)
  15:00 ★
  19:30 ★
  19:30 ★

※開場は開演の30分前 受付開始は開演の60分前です。
★終演後、毎回異なるゲストを迎え、 shelf ・矢野靖人と普通劇場 ・大岡淳氏によるトークセッションを行います。

[料金] 前売 2,200円 / 当日 2,500円 (日時指定、全自由席)
※1ドリンク付
※学生は500円引 (要・学生証提示)
[チケット取扱] メール予約 / info@theatre-shelf.org
tel / 090-6139-9578
fax / 03-5317-0802 (24時間受付)
・名前・フリガナ・郵便番号・ご住所・メールアドレス・ご希望のステージ日時 ・枚数
をご記入の上送信下さい。確認後折り返しご連絡させて頂きます。
[場所] 麻布 die pratze
東京都港区東麻布1-26-6-2F  tel / 03-5545-1385
大江戸線「赤羽橋」赤羽橋口出口前
三田線「芝公園」A4出口 徒歩6分
南北線「麻布十番」3番出口 徒歩8分
日比谷線「神谷町」2番出口 徒歩10分



■ shelf work in progress 20070424-25 tokyo

構成・演出:矢野靖人(shelf)
出演:川渕優子 (shelf)、川村岳 (山の手事情社
フタヲカルリ、石原愛子 (劇団[C/E]

作品紹介:
お互いの身体を一ツ所に持ち寄るところから、作業を始めようと思う。
身体はそれ自体一コのテキストだ。
その人の生きてきた何十年という時間が、幾重にも折り重なって、静かに堆積している。
持ち寄ったこの身体(テキスト)を、今一度じっくりと見つめ直すことを通じて、
個々を取り巻く時代の文脈(コンテキスト)を検証したい。

演劇オープンラボ#3を通して制作、4月16日〜17日にC.T.T.名古屋試演会 Vol.1で発表し、
観客最多得票数を獲得した作品の改訂版です。

今回は名古屋で参加した俳優二名を交えて、shelf・川渕優子、山の手事情社・川村岳の4名でお送りします。



 今日の世界/日本/私は「ブダのペスト」によって再現できるか
※ 4/24(火)19:30の回のみ

動き : 寂光根隅的父 (双身機関
朗読 : 川村岳 (山の手事情社
作曲 : 新田誠 (TRIANGLE2nd)
音響 : 角井方浩 (shelf)

作品紹介:
「舞踏と演劇の中間領域の時間」を彷徨する(ことを意図する)30分の即興作品。03〜04年にかけて上演された七ツ寺プロデュース『ハムレットマシーン』 (名古屋・麻布ディプラッツ・金沢)を演出した寂光根隅的父が、自らの身体を用いて07年の現在を測定する。
新田誠作曲の『ハムレットマシーン』の音楽と、山の手事情社・川村岳によるブレヒトの演劇論朗読を基調にした空間で、角井方浩(shelf)の「音」と、寂光根隅の「動き」がそれぞれにミュラーのテキストを内包させた上での即興セッションを繰りひろげる。
ミュラーのテキストに寄り添おうとする身体を、挑発する音が引き剥がそうとする、その暴力的なせめぎあい。

プロフィール:寂光根隅的父
演出家、双身機関主宰。皇學館大学卒。寺山修司、カントールなどの影響を受け、身体表現としての演劇を志向。1994年よりアスベスト館、天使館において舞踏ワークショップに参加。1995年に双身機関を結成。以後、企画・演出を担当、身体と空間を軸にした実験的な公演活動を続けている。 1995年より七ツ寺共同スタジオの企画・制作スタッフとしても活動。企画によって演出助手やプロデューサーも務める。近年は劇団外部での共同作業も多い。
主な演出作品に、双身機関『山の上で裸足のバイエルが泣いてた』、『コール』、七ツ寺プロデュース『ハムレットマシーン』(作/ハイナー・ミュラー)寂光根隅的企画『夢十夜』、市街劇『箱男と箱女』(原作/安部公房)等。
日本演出者協会会員。
** 双身機関公式サイト : http://soushinkikan.org/



second contact -distance- > Live/Improv. > 15 min.
※ 4/25(水)15:00の回のみ

出演:綾田將一(reset-N)、大呑智恵

作品紹介:
約二年振りに共同作業を再開したばかりのデュオ、急遽再会後初接触。
互いの間に横たわる距離を基起点に発展を試みる、ライブパフォーマンスです。
それはさながら人体実験のように。

プロフィール:綾田將一
reset-N所属 1983年3月12日生 神奈川県出身 早稲田大学第一文学部卒業

 2001年、早稲田大学「劇団木霊」にて活動を開始。
2004年、劇団「reset-N」に入団。
2005年には、自身による企画「Lab. rad-or~g」を起動。公演を行った。
客演等多数。演劇公演以外にもパフォーマンス、ライブ出演など幅広く活動している。

<主な舞台出演暦>
bird's-eye view 『UBU ROI dub』 (2003)
reset-N 『reset-Nの火星年代記』 (2004)
Lab. rad-or~g 『Butterfly』 (2005)
reset- N『Valencia』 (2005)
bird's-eye view 『36000秒』 (2005)
reset-N 『DUST』 (2005)
Nest 『color schemed shadow』 (2006)
shelf 『R.U.R. a second presentation (再演、R.U.R.)』 (2006)
冨士山アネット 『Romeo.』 (2006)
Ort-d.d 『肖像 オフィーリア』 (2007)

** reset-N http://www.reset-n.org/

プロフィール:大呑智恵
大学では哲学を専攻。精神分析理論を通じ、人の心の複雑さを思考する。
ジャズダンス、カポエィラなどを習い、身体表現に目覚める。
舞台役者、クラブイベントでのパフォーマンスなどで活躍後、カナダに1年留学。
2006年に帰国。

<主な舞台出演暦>
bird’s-eye view 『パッケージ』 (2001)
bird’s-eye view 『ON*OFF*ON』 (2002)
NEST 『zbb』 (2002)
bird’s-eye view 『サウンドシステム』 (2002)
bound 『TRANSIT』 (2003)
bird’s-eye view 『campus;full』 (2003)
bird's-eye view 『UBU ROI dub』 (2003)
他、アートギャラリーや、クラブでのイベントにも出演。



■ 
講演
*2  見る人から演劇を解放するために
※ 4/25(水)15:00の回のみ

お散歩演劇、POTALIVE主宰の劇作家・岸井大輔氏による、 自作のプレゼンを兼ねた
「講演」という名前のパフォーマンス。
氏の提唱する「POTALIVE」「茶遊び」などのジャンルについて、演劇の形式化という観点から語ります。

*2 誤字ではありません。

** ポタライブ http://d.hatena.ne.jp/POTALIVE/



■ 
山本光洋 
Koyo Yamamoto KOYO MIME LIVE
※ 4/25(水)19:30の回のみ



大学在学中に演劇に関わり、卒業後渡米。ニューヨークのモニ=ヤキムパントマイムシアター、ポリッシュマイムスクールで3年間マイムの基礎を学ぶ。帰国後、舞踏家・ 田中泯主宰の「舞塾」で舞踏を学ぶ。1989年より、渋谷ジァンジァンや銀座小劇場など、小劇場を中心に、KOYO MIME LIVEを展開。シャープな動きと独特の視点で生み出す作品が好評を博す。

1991年よりむごん劇カンパニー「イメージCINEサーカス」にレギュラー出演。また、 大道芸人としても大道芸World Cup in 静岡、野毛大道芸フェスティバルなど、全国のイベントやフェスティバルなどで活躍。1997年イギリス・エジンバラ国際演劇祭では2週間のフリンジ公演を行い、地元マスコミで4つ星と評される。1999年より小島屋万助、本多愛也と共にパントマイムユニットTORIOを結成、全国の市民劇場や学校公演などで公演を重ねている。近年では、オペラ、ダンス、演劇との共演など活動の場を広げている。2000年よりかもねぎショット『ダブルス』シリーズに客演、2003年、 ミステリヤ・ブッフ@神奈川県民ホールギャラリー、カバレットチッタVol.3@クラブチッタ川崎に出演。東京都ヘブンアーティスト登録者。

** KOYO MIME WORLD http://koyoworld.com/



<トーク・セッション ― 演劇から遠く離れて ― >

shelf 矢野靖人が、普通劇場代表・批評家の大岡淳氏と共に、各回パフォーマンス終了後にゲストを招いて、
「演劇」 あるいは「芸術」の、可能性と不可能性を問うトークセッション。

■4月24日(火)19:30開演 「劇場の制度性を離れて」
「非日常」に触れることが「日常」の営みと化し、「自由」を標榜することが「不自由」そのものである、
この現代社会の逆説に対して、創作家はどう立ち向かえばよいのか?
ゲスト:佐々木治己(ささき・かつみ) 劇作家・演出家

■4月25日(水)15:00開演 「演劇の文学性を離れて」
虚構の物語を上演するという約束事は、演劇にとって本当に必要か。
「文学」に回収できない演劇の自立性は存在するか。徹底的な懐疑から始まる演劇論/脱演劇論。
ゲスト:鳴海康平(なるみ・こうへい) 第七劇場 主宰・演出家

■4月25日(水)19:30開演 「表象の暴力性を離れて」
演技とは、他者の存在を〈代行=表象〉してしまう、暴力的行為かもしれない。
演劇の暴力性に、あえて演劇の実践をもって対抗するか、あるいは演劇の廃業をもって対抗するか?
ゲスト:清水唯史(しみず・ただし) CUATRO GATOS 主宰・演出家



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