SENTIVAL! 2011 参加作品
shelf volume11
[untitled]

2011年6月2日(木)〜5日(日) @atelier SENTIO(東京)
構成・演出 / 矢野靖人
ムーブメント協力 / 阿竹花子



[出演]

cast:
川渕優子 Yuko Kawabuchi
櫻井晋 Susumu Sakurai
春日茉衣 Mai Kasuga
たけうちみずゑ Mizue Takeuchi (chon-muop)
小山待子 Machiko Koyama (zacco
中野敬介 Keisuke Nakano
武田祐美子 Yumiko Takeda
金原並央 Mio Kinbara (害獣芝居


[照明]
 
[ドラマトゥルク]

[衣装]

[企画・制作]
 
[主催]

則武鶴代
lighting design: Tsuruyo Noritake
荒木まや
Dramaturg: Maya Araki
竹内陽子
costume design: Yoko Takeuchi
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Planning and production: shelf
atelier SENTIO、shelf
Sponsored by atelier SENTIO, shelf
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[場所] atelier SENTIO
東京都豊島区池袋本町4-29-10-1F
東武東上線 「北池袋」 徒歩3分
JR埼京線 「板橋」 徒歩6分
Tel. / Fax. 03-5951-8854 info@atelier-sentio.org
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■演出ノート01

日常という言葉の意味が変わってしまった。
無条件に与えられるものでなく不断の努力のすえ獲得されるべきものであることが“分かって”しまった。

しかし、いずれ私たちは忘れてしまうだろう。
きっとそのことを忘れてしまうだろう。

演劇は古典を扱うと新作を扱うとに関わらず、テキストに堆積している“私たちが忘れてしまった過去”の記憶を想起させる。あるいは、日常を突き放して、今一度見直す時間を作りだす。日常とはどのようなものであったか。日常とはどのようなものであり得るか。

ともすればそれは退屈な時間になるかもしれない。あるいはとてもイビツな時間になるかもしれない。どうなるか分からないが、僕はただ、出来る限り今までと同じように、自分にできることを行おうと思う。

一人でも多くの皆さまとお会いして、お話できればと思っています。ご来場心よりお待ちしております。

矢野靖人

■ご挨拶にかえて(当日パンフレットより)

今回の震災について、私たちには、何かしらの記憶/記録をとどめる必要があるのではないか。

勿論、直接の被災者でない私には、それを直接に描くことはできません。仮に直接の被災者だったとしても、だからといって震災を“直接”描く必要があるかと言われればそれに対しても違和を覚えますが、なんというか、とにかく日常が一変してしまったような、3.11以降の記憶を作品として残そうと、稽古場で俳優たちと試行錯誤して出来上がった作品がこの[untitled]です。

タイトルには、名前を付けられないもの、肩書きのないもの、などのイメージが込められています。ワークショップで出会った俳優たちと稽古場で話し合いながら、軸になるコンセプトを「残すもの、残されるもの」としました。

この秋に、shelfはまたいつも通りのクリエイションとしてイプセンの戯曲の再演を予定しているのですが、ひとたび今、この場所に立ち止まり、この現実を受け止めてクリエイションをしようと思ったとき、どうにも一つの完成された戯曲を演出するという気分になれなくて、一度言葉のない、まっさらなところから創作を始めたくて、結果的に様々なテキストの断片をかき集め、一つの作品に構成して台本を作成するという試みをすることになりました。こういった試みは、shelfの本公演では初めてです。

戯曲、小説、雑誌の引用、実際の手紙など様々な形で発表されたもの、発表されていないものといった様々な手触りのテキストの混在した少し不思議な上演台本が出来上がりました。

分かり易いストーリーのある作品ではありませんが、出来るだけ率直に今の想いをかたちにしたく、稽古場での時間を積み重ねてきました。

上演時間は60分を予定しています。最後までごゆっくり、お楽しみいただければ幸いです。

構成・演出 矢野靖人
















photo/Mari HARADA
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