about - shelfについて

Goals

書架(bookshelf)には、様々なテキスト、
そこに書かれて来た古今様々な叡智が集積されている

それこそ近代古典のイプセンから、
同時代ドイツ作家のローラント•シンメルプフェニヒまで

shelfは、国や地域を超えた国際的な協働を以て、
その土地の持つ歴史や地域性、
ローカルな文化や言語の多様性を重視しながら、

このグローバル資本主義、国際的な情報化が世界を席巻し、
人間がシステムに回収されつつある21世紀のこの現代社会において、

舞台芸術を通じて、今一度、人間の生の豊かさ、人間の尊厳を取り戻し、
生身の人間同士がパフォーマーとして、あるいは観客として
同じ「場」を共有することを可能とする
「劇場文化」の発展に寄与する

About Theatre Company shelf

shelfはbookshelf(本棚)の意。

Theatre Company shelf はその1)空間・時間に対する現代的感覚・美的感覚と、2)俳優の静かな佇まいの中からエネルギーを発散させる演技方法で知られる。

shelfの作品は国際的な舞台でも評価されており、例えば『GHOSTS-COMPOSITION』は2014年、ノルウェーの国際イプセンフェスティバルの公式プログラムに招聘され、2015年11月には、タイのバンコクのローカルアーティストと共同制作をした『[deprived]』がバンコク・シアター・フェスティバルで最優秀脚本賞にノミネート。さらに2018年、『Hedda Gabler』が初中国ツアーで5つの都市と1つの村(武漢、南京、上海、北京、済南方峪村)を周り、武漢403新青年演劇祭、北京フリンジフェスティバル、済南方峪ARTフェスティバルに参加した。

Awards

shelfの近年の受賞歴は以下の通り。

2008年8月『Little Eyolf ―ちいさなエイヨルフ―』(作/ヘンリック•イプセン)利賀公演にて、所属俳優の川渕優子が、利賀演劇人コンクール2008<最優秀演劇人賞>を受賞。同年、同作品名古屋公演(会場•七ツ寺共同スタジオ)にて名古屋市民芸術祭2008<審査委員特別賞>受賞。2011年10月、『構成•イプセン- Composition/Ibsen(『幽霊』より)』(会場:七ツ寺共同スタジオ)にて、名古屋市民芸術祭2011<名古屋市民芸術祭賞>受賞。

矢野靖人 Yasuhito YANO

矢野靖人

shelf 演出家・代表。1975 年名古屋生。北海道大学在学中に演劇を始める。1999年4月より劇団 青年団(主宰 平田オリザ)演出部に所属。2000年2月、青年団 第5回 若手自主公演『髪をかきあげる』(作/鈴江俊郎)演出。同劇団退団後、2002年2月に shelf 始動。劇作家が演出を兼ねることが多い日本の現代演劇において、演出家が演出業に専念するスタイルは珍しい。shelf では洋の 東西を問わず、毎公演、古典的テキストを中心に大胆に再構成。同時代に対する鋭敏な認識、空間・時間に対する美的感覚と、 俳優の静かな佇まいの中からエネルギーを発散させる演技方法 とを結合させ、舞台上に鮮やかなビジョンを造形し、見応えのあるドラマを創造する手腕には定評がある。

代表作に『R.U.R. a second presentation』(作/カレル・チャペック)、『GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN』(作/ヘンリック・イプセン)、『悲劇、断章-Fragment/Greek Tragedy(『トロイアの女』より)』(作/エウリピデス)、『Little Eyolf-ちいさなエイヨルフ-』(作/ヘンリック・イプセン)、『班女/弱法師』(作/三島由紀夫)[deprived](日本国憲法前文、武田泰淳『ひかりごけ』、太宰治『おさん』及び『人間失格』、ウィルフレッド・オーウェン『不思議な出会い』等からなるテキストコラージュ作品)、『Hedda Gabler』(作/ヘンリック・イプセン)等。

自身のプロデュースするshelfの他、2006年~2009年と、横濱・リーディング・コレクション(共催/横浜SAAC、横浜市市民活力推進局)プロデューサー、総合ディレクターを務める。(公財)舞台芸術財団演劇人会議(創立者 鈴木忠志)会員。