凄く当たり前のことなのかもしれないけど、基礎稽古をしていて最近気づいたこと。呼吸について。10カウントという1から10までをロングトーンで息を吐きながら数える。それも一定の圧で同じ太さで息を吐き続けて、それにあわせて指を開きながら、感覚も同時に開いていく。というトレーニングがあるんだけど、それをやってて気づいたんだけど、息が苦しくなって息を吸う、のだけれど息を吸ってる時はその息の苦しさは楽にならなくて、実際には息を吐いているときにこそ息が楽になるということ。
考えてみれば当たり前で、息を胸いっぱいに吸っているときには酸素は肺の中に充満しているだけで身体を巡っていない。息を吐いているタイミングにこそ、酸素は身体を巡っている。そんな単純なことを、稽古をやっていて最近になってようやくリアルに体感したというか、息を吐いているときに視界が開けて感覚が開けて行くのを体感して、とても面白かった。

ところで上の図は鳩の身体の気嚢(きのう)。気嚢というのは、そこにいったん空気を蓄えることで、鳥類の肺がそうなんですが、息を吸ったときだけでなく、吐いた時にも新鮮な空気が肺に流れ込むのだそうです。(ヒトなどの肺では、吸い込んだ酸素と、吐いた二酸化炭素が混ざり合っている。)着色されている部分が、気嚢というとても薄い膜からなる袋だとのこと。たいていは5対あって、腹部のかなりの部分を占めていて、首のあたりにもあります。
鳥類の骨には穴や空洞があいているのですが、かつてこれらは体を軽くするためと考えられていました。しかし実際には、これらの構造は、気嚢の一部が骨の中にも入り込んで、含気性構造をした骨(含気骨)を形成しているからなのだそうです。
今日、日中NHKを観ていて知ったのですが、現生鳥類にある気嚢(きのう)が、恐竜(獣脚類)にも存在したらしいことがわかったそうです。気嚢という構造を持っていたから、あの巨体にして俊敏な運動を可能にしていた。
全然知らなかったよ。
気嚢、いいなあ。あれ欲しいなあ。と稽古の帰りに妻が呟いていました。




