日付が前後しますが、先週末土曜日、SPACのShizuoka春の芸術祭2010に行って来ました。
観劇した演目は、エンリケ・ディアス演出の「リオ・デ・ジャネイロ」と、宮城聰演出の「王女メデイア」の二本。本当はクロード・レジとか、宮城さん演出、よーこさん主演の「若き俳優への手紙」など他にも観たい演目がたくさんあったのだけれども、自分のところの本番と重なってしまい、最後の二演目しか観られませんでした。残念。
でも、どちらも観に行って本当に良かったと思える二作品だったので大満足です。
エンリケ・ディアスは、やっぱり俳優の色気が凄かった。舞台上にただ立って、こちら(客席)の方を見ているだけ、そんな開演前の舞台上の状態だけからもう、とても興奮しました。でも興奮した度合いでいったら、これは好みかもしれないけど「かもめ・・・プレイ」の方が凄かったかもだなあ。やっぱり物語(ことば)の強さと、それによる人間の想像力の強さの問題なんだろうか。舞台に関わる、観客の想像力の強さがぜんぜん違う気がする。「リオ・デ・ジャネイロ」は全くの新作で、俳優たちと街をフィールドワークして作ったというたくさんのシーンを構成した凄く断片的な作品だったので、そこにちょっと入り込みづらかった部分があったのが残念。でも面白かったです。
でもって「メデイア」! 雨のなかの「メデイア」は圧巻でした。阿部さんの「語り」もぐっと進化しているように思えたし、なんといっても美加理さんの存在感が凄い。直立して全く動いていないようなシーンでも、身体のエネルギーがその場を中心に渦巻いているように見えた。本当に見とれてしまった。あと、今まであまり意識してなかったけど、片岡さんの笛も、片岡さんがやってるのだと思うとなんだか不思議に迫りくるリアリティがあって。良かったなあ。ホント、観に行ってよかった。

写真は終演後に訪れたフェスティバル・バーでの1シーン。この日は「南十字☆路」のパフォーマーたちによるライヴ演奏があって。盛り上がってました。この「南十字☆路」も、とても評判が良くて観たかったのだけど、スケジュール的に難しくって、断念。調べてて今さら気づいたんだけど、「南十字☆路」の上演カンパニーであるテアトル・ガラシ(インドネシア)の演出家って、ユディ・タジュディンだったんだ。うーん。残念。ユディとは、ずっと以前に利賀村で会って親交があったのだよな。彼はもう覚えていないかもしれないけど、彼のカンパニー紹介のリーフレットを貰った記憶がある。どこにしまったっけ。

最後、演目のはざまに時間潰しのために観光がてら観に行った1/1スケールのガンダム。昨年、お台場にあったヤツ。まだ設営途中らしくここまでしか近づけませんでした。残念。