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シンポジウム「ちくさ会議」~ちくさ座を変えよう。無事終了

一昨日2/4(木)、シンポジウム「ちくさ会議」~ちくさ座を変えよう。が無事終了。2時間という短い時間だったが観客席からも思いの外活発な意見がたくさん出て、(時間内に全てを紹介し切れないほどだった。)とても充実した時間を過ごせたのではないかと思う。

と同時に、現在の名古屋市の各文化小劇場に関する文化行政の在り方の問題点も浮き彫りにされた気がする。

前半、事前に寄せられた4つの要望に、その要望に応えられない理由をあげつらうだけの時間に終始してしまったのは非常に残念だったが、条例が問題だったり、指定管理者制度の採択基準が問題だったりするのであれば、その問題点、制約を「出来ない理由」にして嘆いているだけでは何も始まらない。

劇場側としても、本当は要望に応えていきたいのだけれど、現状について、「現在このような仕組みにになっていて、これこれの事情が理由でできないんです、」と問題点を挙げてみんなに意識を共有してもらおう、と必死だったのだろうと思うけれど、そのスタンスでは利用者を「管理する」側の立場に知らず知らず立たされてしまう。劇場は「管理」する場所ではない。市民やアーティストと劇場が協働して「創造する」ための場所であり、「観る」ための場所であり、「交流する」ための場所であるはずだ。

一歩先に進めて、こういう条例がよりよい利用の可能性を阻んでいる。それをクリアするためにはどうしたらいいか。と、条例が邪魔なら条例をどうしたら変えられるか、という議論に進められたらベストだったのだと思う。

しかし少なくともそのためには、ただ利用者も(アーティストも観客も!)劇場側に要望を述べるだけでなく、劇場と一緒になって、例えば名古屋市と議論をしていったりと、名古屋市民が自ら率先して声を挙げていかないと問題が解決しない。劇場もそのためにどうやったら市民の声を引き出し、協働していくことができるかに知恵を絞らなければならない。という問題意識が、こうして公開の場で共有できただけでも非常に良かったのではないかと思う。

幸い客席には文化振興事業団の方だけでなく、名古屋市の文化行政の担当者の方もいらしていたようだし、そればかりか他県から同じように劇場を運営している文化行政の担当者がいらして下さっていた。民間の劇場のオーナー、地元の演劇人や一般の観客も来ていた。

特に三重県文化会館の先行事例は、全国的にも大いに珍しい、名古屋市が参考にすべき身近な例だと思う。(この劇場は、昨年、東京のカンパニー柿食う客が24時間×2週間という公共ホールでは考えられない利用の仕方をして、レジデンス制作をしたことで話題になった劇場だ。そればかりかそこで制作された作品が東京の王子小劇場という民間の劇場でも発表されるという異例の公共劇場と民間劇場の交流も成功した。)三重県文化会館の企画担当のMさんという方とは少ししかお話ができなかったけど、“劇場人”と言うにふさわしい柔軟で改革的な発想を持ったとても熱い人だった。こういう人材が地域にいることを素晴らしいことだと思う。

この会議の議事録、客席から頂いたご要望や質問については書面にまとめられて文化振興事業団の本部に提出されるという。可能であれば今回の議事録はWeb上などにもぜひ公開していってほしいと思う。議論は始まったばかりだ。名古屋市の演劇人、劇場人にはぜひ頑張ってほしい。

そして名古屋市民でない僕らのようなアーティストが出来ることは、他の先行事例を紹介したり、先行事例そのものになって外部から名古屋市を刺激していくことだと思う。

僕らとしては2月の千種セレクションを何が何でも成功させなければ。まずは稽古だ。アーティストとしての自分はできることから粛々と始めていこうと思う。応援、ご支援よろしくお願いいたします。より多くの方に劇場に足を運んでくださることが、そして出来ることならばこの先僕らに何ができるのかをともに語らいましょう。それが何より変革の第一歩です。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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