
<文化庁平成23年度>地域の文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業
「待つ春に」
@名古屋能楽堂(主催/「伝統の音と舞」実行委員会・shelf)
いよいよ今週末本番です。日本一大きな=世界一大きな能楽堂で、邦楽とshelf の現代演劇の語りが出会います。
演目は、北原白秋の 「落葉松」、笛と鼓の演奏を挟んで、それから、shelf矢野靖人と山田隆先生の対談があって、夏目漱石 『夢十夜』 より 「第一夜」、高村光太郎 「傷をなめる獅子」と続きます。「落葉松」は笛と朗読のみ、「第一夜」と「傷をなめる獅子」は笛と朗読に鼓と太鼓が入ります。
shelfの本公演ではありませんが、能楽堂企画、実に楽しみです。楽しみというか、純粋に稽古が楽しいです。今まさに。
矢野も、直接、演出に関わっている訳ではないけど、毎日稽古場につき添ってちょっとだけ口を出させて貰っています。古典芸能の方々の考えていることってぜんっぜん違う部分と、ああ、やっぱり同じだなあという部分とがあって。とても面白いです。
昨日初めてお会いした太三郎先生がとっても魅力的な方でした。鼓の先生なのに壁一面に並んだCDは、ほとんどロックバンドのCDばかりでスタジオにドラムセットがあった。いつもドラムばかり叩いているらしい。
寛先生も、穏やかな人格者なんだけど、やっぱり古典芸能の人でどこか掴めない(いい意味で)ところのある人。太三郎先生と二人で打ち合わせしてるところを聴いてると専門用語ばかりでちんぷんかんぷんだったんだけど、最後、トンがポンになって渡した方がいいよね。そっちのほうが邦楽っぽいよね。とか。邦楽っぽいって…邦楽の先生方じゃないですか! と突っ込みを入れそうになりました。ホント、とぼけてらっしゃる。
矢野、川渕ともに非常に贅沢な経験をさせて貰っていると思います。日本語の舞台表現のルーツを探るような、そんな感覚です。まだまだ本番までに変わっていくと思うけど、小説よりも詩の方が、邦楽にはあってるのかな。散文詩とはいえ韻律があって、言葉が音楽のように聞こえてくる。だから、笛や鼓ととても合う。ここに意味がダイレクトに流れ込んでくると、きっともっと面白くなるんじゃないかと思うんだけど、さて。
合わせ稽古は明日の午後からもう一回、で今週末はいよいよ本番です。きっと素敵な時間をお届けできると思います。どうか皆さんお楽しみに!



