ずいぶん遅れてしまった。
書かなくては。
shelf名古屋公演のレポートの続きです。
11月29日の夜から続きます。
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夕方には名古屋に到着するはずだったが、用事の為ずいぶん遅れてしまう。
名古屋駅に到着したのは、22時になろうかという時間。
新幹線口では地元のカンパニー「双身機関」の寂光さんが迎えに来てくれていた。
車で公演場所の七ツ寺共同スタヂオに送ってもらう。
途中来年のお互いの予定と、shelfの状況について話す。
到着後、舞台を覗いて見ると何やら演出の矢野君が煮詰まっている。
そのまま知らないフリをしようかと思ったが、自分の使命を思い出し、挨拶をする。
現在の状況は、かなり悪いようだ。
しばらく話を聞き、2階楽屋の俳優達に顔を出す。
彼らの顔も暗い。
というか、そこにいる出演者初めスタッフ全員の顔が下を向いている。
……。
俳優達とも話をする。
どうやら最後の稽古の時点で、演出家と作品のつくり方について差異が大きくなってしまったらしい。
今回、shelfは演出の矢野君、俳優の川渕さんの2名しかいない。
しかし川淵さんはまだ入団したばかりで、shelfの演劇を体現しているとは言いがたい。
他の俳優は全て客演の為、演出家の意図をすぐに演じることができず、停滞してしまった時間が東京でも何度か見て取れた。
混乱した原因の一端だったのだが、それが公演前日にも起こってしまった。
俳優の1人、Ort-d-dの三橋麻子さんが「こんな時間が無い状況だから、作品を成立させる事を優先して、自分達から演出にあわせた方が良いのだろうか」ということを聞いてきた。
それに対して私は「あなた達は役者なのだから、あくまで役者としての要望を演出家に伝えるべきだ。俳優達が演出家の様に考える必要は一切ないだろう」と答えた。
その際、1階で矢野君に「君が進めたい様に俳優達を説得するべきだ、ここから先は我慢比べだ」と話をした事は黙っておいた。
矛盾しているように思えるかも知れない。
だが私は演出家と俳優のどちらかがどちらかに遠慮をするような表現行為を観に、わざわざ一週間稽古に付き合い、名古屋まで足を運んだ訳ではない。
そしてそんな、なあなあな行為を演劇と呼んだ覚えは無い。
そう考え、それぞれに自分たちの職務を全うするよう意見を伝えたのだ。
どちらにも誠実に答えた。
それだけを喋ると、僕は自分の来年度の公演打ち合わせの為、メガトン・ロマンチッカーの刈馬カオス君、来々舞子さんと近くの店に移動した。
途中TPTの大橋君も合流し、打ち合わせは日付が変わってもまだ続いた。
合間合間の話題に出るのは、どうしてもshelfの事だった。
大橋君に名古屋駅まで送ってもらい、僕は宿に向かったのだが、どうしても気になるのは明日の公演の事だった。