11月30日から12月3日までの4日間、名古屋の七ツ寺共同スタジオにて、ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲「幽霊」を題材としたパフォーマンス「構成・イプセン―Compositoin/Ibsen」を上演します。
同作品の上演は、イプセンの没後100年にあたる2006年を「イプセン・イヤー2006」として、ノルウェー国内外の主要都市で行われている関連イベントの一つで、名古屋における唯一の公式イベント。
イプセンが1881年に発表した戯曲「幽霊」は、19世紀当時のあの宗教・社会制度・旧弊に雁字搦めのノルウェーで、性病(主人公の息子は梅毒に犯されています)や近親相姦、未婚の出産問題などを取り扱って様々なスキャンダルを巻き起こした問題作。
同戯曲を大胆に再構成したパフォーマンス作品である本作は、オリジナルの主題を「性」、即ち「生」と、そして「死」とに振り回される人間の「存在」そのものである、と架設。発表当時のセンセーショナルな要素を、直接に描くのではなく、現象としては一旦水面下に沈めつつも、しかし「性的」な要素については作品の時間軸の中にふんだんにちりばめ、結果として観る者の身体にズシリとその残滓を残し、感覚に痕跡を残すような、そんな構成を目論んでいます。
ギリシア悲劇にも比肩される圧倒的なカタルシスを、どうか、ご期待下さい!